メモリ製品の基本と特徴について

本ページでは、メモリ製品をご使用頂いている、または初めてお使いされる方、双方に一読頂き弊社取り扱い製品を検討頂ければと思っております。既に情報を取得したい製品等がございます場合は、弊社で取り扱いのあるメモリのページを閲覧頂けると幸いです。
ここでは、メモリソリューションページに移る前にメモリの基本について以下でご説明させて頂きます。

基本と特徴について

メモリ製品種について

メモリ製品の中でも電源を切るとデータが消える揮発性メモリと、電源を切ってもデータが残る不揮発性メモリに大別されます。揮発性メモリはJEDEC規格によりが様々分かれており、speed gradeが速いもの(DDR4), 低消費電力用途(LPDRAM)等がございます。Applicationや設計仕様等によりご選定頂ければと思います。

一方、不揮発性メモリでは中心となっているものとしては、NAND Flash及びNAND Flash搭載品になります。NAND Flashは電荷注入量によりSLC, MLC, TLC, QLCとすみわけがございますが、現時点多く流動しているものとしてはTLCのものになります。

DRAM/NAND Flash動作原理

ラインナップの中心として、 DRAM単品、DRAM搭載品、NAND Flash搭載品がメインになりますため動作原理及び特徴を説明させて頂きます。

DRAMはNAND Flashとは異なり、コンデンサーに電荷をため記憶する仕組みになっております。絶縁膜には挟まれていないため時間の経過とともに電荷抜けが発生するため、Refresh(電荷の再注入)が必要になっております。

NAND Flashの基本的な動作は、FG(フローティング・ゲート)と呼ばれる箇所に電荷を蓄えることで、記憶素子とする仕組みである。絶縁膜に挟まれたFG内に電荷を注入することにより、電荷を保持し記憶する仕組みになっております。

Applicationによる使用方法や選定されるSoCにより、メモリ製品の特長からご選定いただければと思います。

NAND Flash SLC? MLC? TLC?

SLC, MLC, TLCというNAND typeという言葉が出てきておりますが、ここでは選定基準確立のためご説明させて頂きます。それぞれ、以下の略式となっております。   TLCとはSLC, MLCと並ぶNANDフラッシュのデータの記録方式の一つです。 SLCでは2値の電圧レベルを利用することで、2ビットのデータを記録し、 MLCでは4値の電圧レベルを利用することで2ビットのデータを記録します。 TLCではこの電圧レベル(充電レベル)を8つに分けて利用することで3ビットのデータを記録することができます。

Application例

実際にどのようなアプリケーションで組み込み向けメモリ製品が使用されているのかといいますと、 監視装置やサーバー、ATM、工作機器、基地局、MFPなどのOA機器、産業用PC、CTスキャナなど画像診断を必要とする医療機器、測定器といった、監視やファクトリーオートメーション、医療関連などの産機分野で様々なメモリ製品が導入されております。

弊社メモリーソリューションについて

弊社ではDRAM,NAND Flash Component, DIMM, NAND搭載Multi chip package品の取り扱いがございます。以下リンクから各ソリューションの紹介ページも参照頂けると幸いです。各ソリューションページには製品ラインナップを掲載しておりますpdfをダウンロード頂けますため宜しければそちらも合わせて閲覧頂ければと思います。

お問合せについて

本内容につきまして、ご質問・ご要望等ございましたら、お気軽に下記の弊社営業担当までご連絡頂けますと幸いです。