Arm® Cortex-Aがベースの
性能、ペリフェラルのバランスがとれた
Processor Sitara™

Texas Instruments社(以下、TI社)のSitaraプロセッサーは、シングルコアからマルチコアのArm®(Cortex®-A)コアを使用し、LCDコントローラ/USB/ギガビットイーサーネットなどの豊富なペリフェラルが用意されており、様々なアプリケーション用途に最適なデバイスラインナップが用意されています。また、産業用途向けのアクセラレータを搭載し、EtherCAT、EtherNet/IP、PROFINET などの11種以上のリアルタイム産業用プロトコルをサポートしています。

Sitaraの特徴 製品のポートフォリオ

リアルタイム・ユニット(PRU-ICSS)を用いた工業通信

PRU-ICSSの特徴

各PRUコアは独立して、または互いに連携して動作し、デバイスレベルではホストCPUと連携して動作させることができます。 PRU-ICSSはチップのIO端子を直接、高速に制御できるため、工業通信に求められるリアルタイム応答性を実現しています。   PRU = Programmable Real-Time Unit ICSS = Industrial Communication Sub-System

・32-Bit RISCアーキテクチャ

・200MHz(5ns)動作

・各コア毎の命令/データRAM及び、共有RAM

・外部入出力を5nsでアクセス可能

従来製品との違い

工業通信を実現するためには、ホストマイコンに加え、各通信規格に対応した外部ASICやFPGAが必要でしたが、PRU-ICSSを搭載したSitaraプロセッサーは1チップで実現することができます。さらに、各種通信プロトコルはソフトウェアでの実装となるため、同じデバイスで複数のプロトコルをサポートすることが可能となっています。
また、PRU-ICSSは、その応答性能から工業用通信だけでなく、モータ制御にも用いることができます。
詳しくはこちらをご参照ください。
Sitara™ AM437xで、ブラシレスDCモータとエンコーダを動作させてみた
産業用プロセッサーでスマート工場を実現!Sitara™ AM437x

さいごに

評価環境について

TI社から提供されている評価環境をご紹介いたします。 ハードウェアとしては、下記のボードが用意されております。 最後に統合開発環境として、Code Composer Studioが提供されており、エクリプスベースのツールとなっております。 こちらも無償で提供されておりますので、評価ボードさえ入手いただければ、すぐにSitaraプロセッサーの評価を開始いただけます。  

お問合せについて

本内容につきまして、ご質問・ご要望等ございましたら、お気軽に下記の弊社営業担当までご連絡頂けますと幸いです。