• 公開日:2019年06月27日
  • | 更新日:2022年11月30日

セミナーレポート「TIマイコン MSP430の基本がわかるハンズオンワークショップ」


マクニカ・富士エレではTIのマイコン、プロセッサ製品を使ったワークショップを開催しています。今回は、マイコンの開発の経験があり、MSP430の開発を検討されている方に向けた「TIマイコン MSP430の基本がわかるハンズオンワークショップ」を紹介します。本ワークショップでは、TI社提供の統合開発環境Code Composer Studio(以下CCS)を使用したコーディング、書き込み、デバッグを通して、MSP430の機能と開発ツールの理解を深めていただけます。

なお、初めてマイコンを開発する方は「初心者のためのマイコンワークショップ 」がおすすめです。こちらから開催スケジュールをご確認ください。

アジェンダ

1. セミナー イントロダクション

TI社のデジタル製品におけるMSP430の位置づけ、およびMSP430の機能概要について説明します。

2. ハンズオン Code Compose Studio

TI社の開発環境CCSの機能概要、および使い方について、ハンズオンを通して理解を深めていただきます。

3. ハンズオン MSPWAREを使用したGPIO制御

TI社の無償ソフトウェアパッケージMSPWAREには、独自のハイレベル・高効率なAPIが使用可能なDriver Libraryを含んでおります。このセッションではMSPWAREを用いてGPIOを制御する方法について、ハンズオンを通して理解を深めていただきます。

4. セミナー クロックとシステムの初期化

MSP430の低消費電力の特徴の一つであるクロックシステム、および開発する上で抑えていただきたい初期化手順について、MSPWAREを用いて説明します。

5. ハンズオン MSP430の割り込み

割り込みにおいても、低消費電力なアプリケーションを開発する方には欠かせない概念となります。このセッションでは、MSPWAREを用いてMSP430の割り込みをどのように制御すればいいのか説明します。ハンズオンでは、実際に割り込みルーチンを実装し、理解を深めていただきます。

6. ハンズオン タイマ

MSP430では16Bit Timerを保有しています。このセッションでは、MSP430のタイマ機能、およびMSPWAREを用いてどのようにタイマを制御すればいいのかを説明します。ハンズオンではタイマ割り込みでLEDを制御し、理解を深めていただきます。

7. ハンズオン 消費電力の最適化

マイコンには周期的な動作や、外部からの応答性を求められる場合があります。このセッションでは、上記を実現するためのタイマーの機能と割り込み処理について説明します。ハンズオンでは一定周期で割り込み処理を発生させるプログラムを作成し、タイマー、および割り込み処理について理解を深めていただきます。

8. ハンズオン 低消費電力モード

このセッションではMSP430の低消費電力を実現するための方法を、ソフト、ハードの両面から説明します。ハンズオンではCCSの消費電力解析ツールである、Energy Traceを使用して低消費電力化を体験していただけます。

9. セミナー まとめ

ワークショップの最後には、MSP430の製品ポートフォリオおよびロードマップ、その他の開発ツールについて説明します。質疑応答の時間も用意しております。

MSP430の機能説明の様子!

少人数のため、気軽に質問頂けるようなインタラクティブなワークショップとなっております。

セミナー風景1

MSP430評価ボード「LaunchPad」を使ったハンズオン

実際にコーディングをすることで理解を深めていただけます。

セミナー風景2

ハンズオンで不明点あれば講師が即対応

セミナー風景3

 

MSP430の評価ボードの展示

ワークショップで使用する評価ボード以外の展示品についても、デモを含めて説明いたします。

セミナー風景4

ワークショップ受講を希望される方

ワークショップ受講を希望される方は、こちらから詳細をご確認ください。

日程 時間 セミナー名
2019/7/17(水) 09:30 – 17:00 MSP430の基本がわかるハンズオンワークショップ <無料>

本セミナー以外にもセミナーやワークショップのラインナップを多数用意しています。最新の開催スケジュールはこちらをご確認ください。