記事一覧
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うそ発見器作ってみた 第1話 タイムリミットと製作物の立案
製作実習とは 2019年度(令和元年)新人エンジニアのヒロです。 マクニカの技術研修の一つに製作実習というものがあります。この製作実習はわずか約1カ月間という短い期間で、発表資料も含め一から以下の工程を行い製品作りに励むものです。 工程の流れ 自ら何を作りたいのかを考える(仕様づ……
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マクニカ研修でTI社 Sensor Tagを提案してみた
はじめに こんにちは、マクニカ インターンシップに参加しました、Hiroです。 今回のインターンシップに参加した目的は、技術商社ならではの仕事を生で体験し、仕事のやり方を学ぶためです。実際にインターンシップ中は現場で活躍されている社員の方々から、商社エンジニアとしての仕事の魅力や実際にお客様とど……
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「その電源ICのノイズ、本当にICから出ているノイズですか?」
スイッチング・レギュレータを選定後いざ評価をしてみると「出力電圧のノイズがひどくて負荷側の定格を守れない!」となったことはありませんか。そんなとき次のように電源ICの不良を疑うと思います。 ・IC周りの部品はデータシート通り選定しているのに、ICの不良じゃないか? ・入力電源にノイズはないの……
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ミリ波レーダー活用事例のご紹介
ミリ波レーダーは、暗所や濃霧などの視界が悪い環境であったり、プライバシーを保護する場面であったり通常のカメラで視認が難しい場面において有効なセンシングを可能にするデバイスです。マクニカでは、ミリ波レーダーの開発を得意とするSmart Radar Systems社製品の取り扱いを行っております。 ……
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ミリ波の技適を取ってみた! [第1話:仕様を考えよう]
はじめに ミリ波を用いたセンサーは、高い精度で物体を検知でき、耐環境性も優れているため、様々な産業機器分野への応用が期待されています。 物体を検出するセンサーとしては、赤外線センサーや超音波センサーなどがありますが、ミリ波センサーはこれらと比較しても物体の検知距離や分解能などの優位点があるものの……
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建設現場の危険回避には「ミリ波センサー」がおすすめ。カメラを超えるメリットとは?
あらゆる建設現場で、事故の削減が重要な課題となっています。建設現場を指揮するゼネコンや、建設機械を貸し出すレンタル業者では「労働災害の発生を予防したい」「重機の安全性を高めたい」とお悩みの方が少なくありません。 一方で「危険回避の具体的な手段として、どのような対策があるかわからない」「重機にカ……
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TI社製クロック設計ツールの紹介② PLLATINUMSIM-SW
はじめに 前回は、クロックデバイスの選定に使用する、CLOCK-TREE-ARCHITECT®を紹介いたしました。 次の作業は選定したクロックデバイスの特性を最大源に発揮するための定数設定です。 具体的には、ジッタを最小化するループ帯域の選択、位相余裕の維持、更には最適なループ帯域を 実現する……
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ミリ波の技適を取ってみた! [第3話:技適取得のためのソフトウェア]
はじめに 前回はミリ波レーダの評価ボードを使用したサンプルコードのビルド環境の構築とROSアプリケーションの実行までの流れをご説明させていただきました。 今回は、サンプルコードを修正し、技適取得のためのソフトウェアを作成するまでの手順を、以下の流れでご紹介させていただきます。 サンプルコードの……
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ミリ波の技適を取ってみた! [第2話:ROSアプリへの組込み方法(TIのデモベース)]
はじめに 前回は、TI社ミリ波センサー製品(IWR6843AOP)の評価ボード(IWR6843AOPEVM)を使用して作成した小型ミリ波モジュールの作成方法含め、技適取得のための準備の方法に関してご紹介させていただきました。 今回は引き続き、作成したソフトウェアの実現例に関して主要な手順をご……
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TI社製クロック設計ツールの紹介① CLOCK-TREE-ARCHITECT
はじめに クロックデバイスは、任意の周波数のクロックを複数生成したり、クロックに含まれるジッタを除去するために使われます。 このデバイスを使う際、どの様な手順で設計を進めればよいのでしょうか? 一般的には、以下の順番で設計を行うと思います。 ①入力周波数と出力周波数、各入出力の形式やRM……