記事一覧
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25個の機能をこの価格で。MSP430の一風変わった使い方を紹介します!
はじめに 本記事を執筆している2018年8月現在、テキサス・インスツルメンツ社 (Texas Instruments社、以下、TI社) は「25個の機能が0.25ドル(25 Functions for 25 Cents)」と題してMSP430のバリューライン・シリーズを売り出しています。 こ……
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TI FRAMマイコンで実現!Flash/EEPROMを越えた低消費電力メモリ機能
はじめに 不揮発性メモリ「FRAM」が搭載されたマイコンが存在することはご存知でしょうか。 従来、マイコンには、大容量の不揮発性メモリ Flashと小容量の高速書き込みメモリ RAM(DRAM/SRAM)が採用されています。中には、EEPROMも搭載したマイコンも存在します。 しかし、FRAM……
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こんなに簡単!タッチセンサーマイコンCapTIvateのプログラミング手順
はじめに フラットなパネルに指でタッチすると反応するスマートフォンでおなじみのタッチセンサー。その技術は見えないスイッチとして、車のダッシュボードやデザイン家電、ペット型のロボットなど、多くの電子機器に用途が拡大しています。 先進的なデザインをもたらしてくれる一方、実際に設計、開発となるとその工……
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初めてでも分かる!セグメントLCDの仕組みとおすすめ評価ボードの紹介
はじめに エンジニアの方でない一般の方でも名前くらいは知っているLCD。LCDとはLiquid Crystal Displayの略で、液晶ディスプレイのことを指しています。調べてみると1960年代から表示器として作られ始めたとのこと。 LCDといえば、テレビやスマホに使われているものをイメー……
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DCDCコンバータのスナバ回路、流用していませんか?
はじめに DCDCコンバータのスイッチングノードとGNDの間に直列に接続された抵抗とコンデンサ。何だかよくわからないけど今までの回路に入っていたし、特に問題も起きていないし、今回もそのままで良いか・・・ ちょっと待ってください!その抵抗と容量はスナバ回路です。スナバ回路にはメリットもあります……
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A/Dコンバーターの入力アンプの選定方法と入力フィルターの設計方法について
はじめに 通常、A/Dコンバーターの前段には、バッファーアンプとしてオペアンプとフィルターが設置されます。この記事では、どのような特性のオペアンプを選定し、CR定数のフィルターを構成すればよいかについて解説します。 さらに、A/Dコンバーターを高精度の処理をする時に適したバッファーアンプにつ……
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昇圧型DC/DCコンバータの原理とデバイス選定時の注意点
はじめに みなさん、DC/DCコンバータ使っていますか? いきなり変な質問から始まりましたが、私たちの身の回りにある電化製品など、電気で動く機械のほとんどは電源ICが使われています。この電源ICには大きく分けてリニアレギュレータとスイッチングレギュレータがあります。みなさんが一般的に「デコデ……
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フライバック電源を実際に作ってみよう~その1:『IC選ぶ前にトランス検討しようよ!』~
巻いてなんぼのトランス こんにちは。 近頃AC/DC電源を自社で作りたい、というお客様が増えている気がします。先日も「5V/3Aの15W電源作りたいのですが、TIのUCC2xxxで作れますか?」とのお問い合わせを頂きました。理由を聞くと「購入品は高いから」とのこと。 そんな方に筆者から……
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ステッピングモーターの制御で重要な“Decay(電流減衰)”って知っていますか?~第ニ部:AutoTune™~
はじめに 先月に続き、今回はTexas Instruments社(以下、TI社)が開発したAutoTune™というDecay(電流減衰)技術を紹介します。 第一部では、ステッピングモーターにおけるDecayの重要性を説明しました。本記事では、TI社のAutoTuneの仕組みや優位性を説明して……
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【2020年版】Code Composer Studioのインストール手順
Code Composer Studioとは Code Composer Studio(以降、CCS)はTexas Instruments社(以降、TI社)が提供している統合開発環境です。オープンソースの統合開発環境であるEclipseをベースに作成しているため、Eclipseを使用したことのある……