記事一覧

  • 新人エンジニア奮闘記(全4話) ~第1話 アイディアからロボットに!構想編~

    はじめに 読者のみなさん初めまして。22年4月入社の新人FAEのGRです。マクニカでは新人研修に製作実習というものがあります。構想+製作期間で7週間にもわたり、予算約1万円で自分のアイディアを仕様書に起こし、実際にロボットを製作するという研修です。先輩方の話では、「あの研修で5 kg痩せた」「夢で……

  • ハイスペックなのに低消費電力!汎用プロセッサーAM62xシリーズのご紹介

    はじめに Texas Instruments社(以下、TI社)は数多くのマイコン、プロセッサー製品を保有しています。その中でも今回は最新のプロセッサーであるARM Cortex-A53を搭載したAM62xシリーズをご紹介させていただきます。 本製品はSitaraプロセッサーというシリーズに分……

  • 回路の集積化に貢献するアナログ混載・小型・プログラマブルIC GreenPAKとは

    GreenPAKとは ルネサスエレクトロニクス社は2021年にDialog Semiconductor社を買収しました。 GreenPAKは旧Dialog社のミックスドシグナルのプログラマブルデバイスです。 https://www.renesas.com/jp/ja/products/……

  • GaNデバイスの落とし穴!? 第三象限動作について解説します!

    はじめに 最近ではUSB電源アダプター等 身近な製品にも搭載され、そのメリットを感じる事が増えてきたGaN FETですが、 今回はそのGaN FETの第三象限動作(英語表記:Third-quadrant operation)について解説します。 ※GaN FETについてはコチラの記事等……

  • PSpice® for TIを使った伝送路シミュレーション① ~過渡解析!~

    はじめに これまで、下記URLにある様に、何回かにわたり伝送路とそこで起こる反射について解説してきました。 また、シミュレーション・ソフトを使うことでその現象をより深く理解できることにも触れました。 しかし、シミュレーション・ソフトは高価で、使い方が難しいと思われているエンジニアが多いこと……

  • PSpice® for TIを使った伝送路 シミュレーション② ~S-Parameter解析!~

    はじめに 前回の記事では、TI社から無償提供されるSpiceシミュレータ、PSpice® for TIを使って伝送路で信号が反射する様子、すなわち、過渡解析シミュレーションを行うための手順を紹介しました。 今回は、伝送路の周波数空間での振る舞い、すなわち、S-Parameter解析シミュレーション……

  • LMK05028ネットワーク・シンクロナイザー 放送用映像機器に使用する前に覗いてみて!

    はじめに LMK05028 はネットワーク・シンクロナイザーと呼ばれ、デジタルPLLを用いた第4世代のジッタクリーナーICです。 このデバイスの詳細な特徴につきまして、以下をご参照下さい。 *「TI社製 ネットワーク・シンクロナイザー LMK05xxxのメリットとは?」 https://emb.……

  • Texas Instruments社のお手軽電源シーケンス制御ICのご紹介

    はじめに 複数の電源電圧を必要とするデバイスやプロセッサー、FPGAなどでは、その電源の起動/停止に制約がある場合が多くあります。 その「制約」の一つとして、電源の投入順序があり、その順序を「電源シーケンス」と呼びます。 「電源シーケンス」を守るために、多くの設計者さんは苦労されていられるよう……

  • マシンビジョン向けカメラ用インターフェース V3Link

    今回の技術ブログでは、2021年秋にTexas Instruments社(以下、TI社)から発売されたV3Link製品を紹介します。 V3Linkは、マシンビジョン向けのカメラ用インターフェースICになり、シリアライザーとデシリアライザーで構成されます。 この製品の主な特徴は以下になります。……

  • Texas Instruments社ブラシレスDCモータードライバー MCx8316xシリーズのご紹介

    はじめに Texas Instruments社(以下、TI社)は数多くのブラシレスDCモータードライバーのラインナップを保有しています。 その中で新たに加わったオールインタイプ(*1)のMCx8316xシリーズ(*2)を今回ご紹介をさせていただきます。 (*1)オールインタイプ:パワー素子であ……