記事一覧

  • 回路の集積化に貢献するアナログ混載・小型・プログラマブルIC GreenPAKとは

    GreenPAKとは ルネサスエレクトロニクス社は2021年にDialog Semiconductor社を買収しました。 GreenPAKは旧Dialog社のミックスドシグナルのプログラマブルデバイスです。 https://www.renesas.com/jp/ja/products/……

  • GaNデバイスの落とし穴!? 第三象限動作について解説します!

    はじめに 最近ではUSB電源アダプター等 身近な製品にも搭載され、そのメリットを感じる事が増えてきたGaN FETですが、 今回はそのGaN FETの第三象限動作(英語表記:Third-quadrant operation)について解説します。 ※GaN FETについてはコチラの記事等……

  • PSpice® for TIを使った伝送路シミュレーション① ~過渡解析!~

    はじめに これまで、下記URLにある様に、何回かにわたり伝送路とそこで起こる反射について解説してきました。 また、シミュレーション・ソフトを使うことでその現象をより深く理解できることにも触れました。 しかし、シミュレーション・ソフトは高価で、使い方が難しいと思われているエンジニアが多いこと……

  • PSpice® for TIを使った伝送路 シミュレーション② ~S-Parameter解析!~

    はじめに 前回の記事では、TI社から無償提供されるSpiceシミュレータ、PSpice® for TIを使って伝送路で信号が反射する様子、すなわち、過渡解析シミュレーションを行うための手順を紹介しました。 今回は、伝送路の周波数空間での振る舞い、すなわち、S-Parameter解析シミュレーション……

  • LMK05028ネットワーク・シンクロナイザー 放送用映像機器に使用する前に覗いてみて!

    はじめに LMK05028 はネットワーク・シンクロナイザーと呼ばれ、デジタルPLLを用いた第4世代のジッタクリーナーICです。 このデバイスの詳細な特徴につきまして、以下をご参照下さい。 *「TI社製 ネットワーク・シンクロナイザー LMK05xxxのメリットとは?」 https://emb.……

  • Texas Instruments社のお手軽電源シーケンス制御ICのご紹介

    はじめに 複数の電源電圧を必要とするデバイスやプロセッサー、FPGAなどでは、その電源の起動/停止に制約がある場合が多くあります。 その「制約」の一つとして、電源の投入順序があり、その順序を「電源シーケンス」と呼びます。 「電源シーケンス」を守るために、多くの設計者さんは苦労されていられるよう……

  • マシンビジョン向けカメラ用インターフェース V3Link

    今回の技術ブログでは、2021年秋にTexas Instruments社(以下、TI社)から発売されたV3Link製品を紹介します。 V3Linkは、マシンビジョン向けのカメラ用インターフェースICになり、シリアライザーとデシリアライザーで構成されます。 この製品の主な特徴は以下になります。……

  • Texas Instruments社ブラシレスDCモータードライバー MCx8316xシリーズのご紹介

    はじめに Texas Instruments社(以下、TI社)は数多くのブラシレスDCモータードライバーのラインナップを保有しています。 その中で新たに加わったオールインタイプ(*1)のMCx8316xシリーズ(*2)を今回ご紹介をさせていただきます。 (*1)オールインタイプ:パワー素子であ……

  • USB2.0 High Speed信号のアイパターンを開くには…

    USB2.0は汎用的な規格となっておりますので、多くの設計者様が一度は触れる規格かと思います。 ご設計時、USB2.0のHigh Speed信号のアイパターンが潰れてしまい、適切な通信が出来ないという問題に行き当たったことはございませんでしょうか? 伝送線路などの設計見直しなどをご検討される……

  • クラスDアンプのノイズ対策とは

    EMIとは クラスDアンプのオーディオアンプICに対するノイズ対策について紹介する前にEMI(Electromagnetic Interference:電磁妨害)について説明しておきます。クラスDアンプについてはこちらをご覧ください。電子機器から放射された電磁波が別の電子機器に影響を与える現象をE……