記事一覧

  • LMK05028ネットワーク・シンクロナイザー 放送用映像機器に使用する前に覗いてみて!

    はじめに LMK05028 はネットワーク・シンクロナイザーと呼ばれ、デジタルPLLを用いた第4世代のジッタクリーナーICです。 このデバイスの詳細な特徴につきまして、以下をご参照下さい。 *「TI社製 ネットワーク・シンクロナイザー LMK05xxxのメリットとは?」 https://emb.……

  • TI社製クロック設計ツールの紹介③ TICSPRO-SW

    はじめに 前回は、クロックデバイスの特性をシミュレーションする、ソフトウェアPLLATINUMSIM-SW®を紹介しました。 残された作業は、 PLLATINUMSIM-SWでシミュレーションして得られた特性を実現すべく、デバイス内の各種レジスタを設定することです。 これらの作業を行うために、……

  • TI社製クロック設計ツールの紹介② PLLATINUMSIM-SW

    はじめに 前回は、クロックデバイスの選定に使用する、CLOCK-TREE-ARCHITECT®を紹介いたしました。 次の作業は選定したクロックデバイスの特性を最大源に発揮するための定数設定です。 具体的には、ジッタを最小化するループ帯域の選択、位相余裕の維持、更には最適なループ帯域を 実現する……

  • TI社製クロック設計ツールの紹介① CLOCK-TREE-ARCHITECT

    はじめに クロックデバイスは、任意の周波数のクロックを複数生成したり、クロックに含まれるジッタを除去するために使われます。 このデバイスを使う際、どの様な手順で設計を進めればよいのでしょうか? 一般的には、以下の順番で設計を行うと思います。 ①入力周波数と出力周波数、各入出力の形式やRM……

  • TI社製 ネットワーク・シンクロナイザー LMK05xxxのメリットとは?

    はじめに クロックジェネレータの製品、「ネットワーク・シンクロナイザー」をご存じでしょうか? ネットワーク・シンクロナイザーはその名前の通り、入力された信号に同期したクロックを生成する製品です。 ネットワーク機器では、外部から供給された信号に同期した、より低ジッターで高品質なクロックが求められ……

  • TI社 BAWテクノロジーを使用したクロックジェネレータ製品 ~BAWとは?BAWを使うメリットとは?~

    はじめに BAWという言葉を聞いたことが有りますか? BAW(Bulk Acoustic wave)は圧電体のバルク振動を利用した共振器です。 昨今、TI社から、このBAWテクノロジーを使用した超低ノイズのクロックジェネレータがリリースされました。 BAW共振器を用いたクロックジェネ……

  • 放映映像向けクロックに最適なクロックジェネレータとは?

    はじめに クロックは様々なFA機器~民生機器、ありとあらゆるアプリケーションに用いられます。 今回は放映映像向けクロック(Broadcast Video Clock)に着目します。 放映映像機器アプリケーションで用いられるビデオクロックはどういった要素、どういった特性が求められるかを考えみます……

  • PLLのループ帯域を決定する4つの要素とは?!

    PLLのループ帯域を決定する4つの要素とは?!

    「PLLのループフィルターってどうやって決めるの?」では、最適なPLLループ帯域とは何かについて触れました。下図に示す通り、ループ帯域が変われば、ロック時間は勿論のこと、位相比較周波数やそれに伴い量子化ノイズやスプリアス、最終的には位相ノイズに影響いたします。結果、出力ジッターに影響を及ぼします。最……

  • PLLループフィルター

    「PLLのループフィルターってどうやって決めるの?」 気を付けるべき3つのポイント

    はじめに シリアル通信の高速化に伴い、システムクロックのジッタに関する要求が厳格化しています。この厳しい要求に応えるため、PLL技術を使ったジッタクリーナICが広く使われるようになりました。ジッタークリーナやPLLの設計をしているときに、ループフィルターの設計に困った経験はありませんか??(当然私……