記事一覧
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BCH符号とは 誤り検出・訂正基礎講座 第4回
はじめに 前回の記事では拡張ハミング符号について解説しました。拡張ハミング符号は1bitのエラー訂正と2bitのエラー検出が行えましたが、3bit以上のエラーになると、エラー検出を正しく行えませんでした。今回は複数ビットのエラーが出力されたときにもエラー訂正・検出を行うことが可能な、BCH符号につ……
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わかりやすいPID制御
はじめに この記事では、モーター制御などでよく用いられるフィードバック制御のひとつであるPID制御について解説します。PID制御は入力値を目標値と比較して、出力値を制御するものになりますが、初めてこの制御を使う方は、使い方のイメージがし難いと思います。そこでこの記事では、初めての方でも理解できるよ……
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拡張ハミング符号の仕組み 誤り検出・訂正基礎講座 第3回
はじめに 前回の記事ではハミング符号について解説しました。ハミング符号は1bitのエラー訂正を行えましたが、2bit以上のエラーになると、エラー検出を正しく行えませんでした。今回は2bit以上のエラーが出力されたときにもエラー検出を行うことが可能な、拡張ハミング符号について解説します。まだ前回の記……
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PSpice for TI のインストール手順
PSpice for TIとは? PSpice® for TI は2020年9月にTexas Instrument社よりリリースされた回路シミュレーターです。従来のPSpiceシミュレーターは有償でしたが、PSpice for TIは無償で利用する事が可能で、デフォルトで5700種類以上のTI製品……
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サージに適切に対応したい方へ TVSダイオードの使い方
先進のプロセスルールを使用した集積回路(IC)を使用した産業機器が増えるにつれて、より堅牢でスペース効率の高い回路保護の需要が高まっています。CPUやFPGA等、nmプロセスのICが登場し、処理能力は向上しましたが、反面、産業機器でよくみられる外部ストレスの影響を受けやすくなりました。 産業機器は……
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静電気でICが壊れてしまう。何とかしたい方へ
電子機器の試作も終盤にさしかかり、「ESD試験を行ったら通らない」あるいは、「製品を出荷したらなぜかICが壊れて戻ってくる」 こんな経験はありませんか?それはESD対策部品が適切に使用されていないことがあります。 本記事ではESDの原理の説明からESDダイオードについて解説します。 ESD……
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「組込み技術ラボ」がエンジニア向け情報ポータルサイト「メトリー」に紹介されました
エンジニア向け情報ポータルサイト「メトリー」の「【2020年版】BtoB製造業のオウンドメディア・ブログ事例まとめ」の中で、当サイト「組込み技術ラボ」が紹介されました。 組み込み技術ラボはこれからも、新しい技術の紹介、エンジニア向けの学びの機会提供、お困りごとを解決できるサイトを目指してまいり……
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ハミング符号の大枠を掴もう 誤り検出・訂正基礎講座 第2回
はじめに ウェブ検索などでハミング符号について調べてみると、検査行列、生成行列、ハミング距離など聞き慣れない単語や数学が出てきて、理解するのには結構な時間を要してしまうと思います。この記事は、そんな小難しい理論を排除し、ハミング符号の大枠をなんとなく理解することを目的としてまとめています。この記事……
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サーバーレスアーキテクチャとは?
サーバーレスアーキテクチャ…の前にクラウドコンピューティングについて サーバーレスアーキテクチャ(以下、サーバーレス)をいきなり説明することは難しいため、まずはサーバーレスの土台になるクラウドコンピューティングについて説明したいと思います。「クラウド」とよく略されているものです。 クラウドコ……
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パリティチェック・チェックサムとは? 誤り検出・訂正基礎講座 第1回
誤り検出と誤り訂正 デジタルデータはノイズなどの影響により誤ったデータを送受信してしまうことがあります。メモリなどの場合、ノイズなどの影響により誤ったデータが書き込まれてしまうことがあります。この誤ったデータを検出、訂正するために、デジタルデータの送受信や、メモリへの書き込みの際には、誤り検出・訂……