記事一覧

  • PSpice for TI でTI製品のリファレンスモデル(回路)を開く方法

    はじめに この記事ではPSpice® for TI でTI製品のリファレンスモデル(回路)を開く方法を紹介いたします。 ※その他のPSpice for TIに関する記事につきましてはコチラをご参照ください。   ICの動作を手軽に確認したい時に役立つリファレンスモデル 検……

  • 電源の過渡応答性を良くするために

    近年、 「負荷過渡応答性(Load Transient Response)の良い電源ICはありますか?」というお問合せが増えています。 特にFPGAのCore向け電源など、低電圧・大電流化の流れの中で、負荷急変時の過渡応答性が良い電源ICの需要が高まっています。 そこで本記事では、過渡応……

  • 負荷過渡応答を測定する治具例の紹介

    「電源の過渡応答性を良くするために」の記事でもご紹介したように、負荷変動に対する応答性は、電源ICにとって重要な性能になります。 実際の応答性を比較するためには、負荷を同等の条件として実機評価のもと比較する必要があります。ただし、数10Aレベルの負荷変動がある場合や、変動のスルーレートによっては電……

  • DC400V入力→DC5V出力の非絶縁降圧DC/DC

    とあるお客様からこのような御相談を頂きました。 「DC400Vから非絶縁でDC5Vを作りたい。 電流は100mAもあれば十分。トランスは使いたくない。何か良い方法は無いか?」 デジタル電源やkW級のモーター制御にはマイコンを用いることが多く、それらのコントローラ用電源として、DC400……

  • 降圧型スイッチングレギュレーターを用いた負電圧電源回路

    あるお客様から下記のようなお問合せを頂きました。 「普通の降圧型スイッチングレギュレーターを使用した負電源回路って、 どう構成すればいいんですか? 」 正電圧入力⇒負電圧出力の反転コンバーターですね。 このお問い合わせは結構頻繁に頂きます。 まず、降圧型スイッチングレギュレー……

  • 数アンペアの定電流回路

    とあるお客様からこのような御相談を頂きました。 「12Vのバッテリーへ充電したい。2Aの定電流で。 因みに放熱部品を搭載できるスペースは無い。」 いやぁ~、またハードなご要求を頂きました。 一般的に定電流回路というと、バイポーラトランジスタを用いた「カレントミラー回路」が有名です。……

  • ドロップアウト電圧、確認しましたか?

    こんにちは。マクニカのOtteyです。 みなさんはリニアレギュレータを選ばれる理由として、以下のような理由があるかと思います。 コストが安価 周辺部品が少なく設計できる ※リニアレギュレータのメリットについてはこちらの記事にも記載されております。 しかし、みなさんも……

  • 熱設計とは?

    近年、民生品に限らず産業機器製品に対しても、小型化、高効率、大電力化が加速度的に進んでいます。それにより実装面積が非常に小さくなり集積度が高くなったことで排熱がしにくい環境が必然的に整い、結果的に発熱要因での課題や最悪設計の見直しというリスクが高くなります。最悪の場合、再設計や実験検証に人的リソース……

  • 過電圧検出及びラッチオフ回路

    とあるお客様からこのような御相談を頂きました。 「過電圧を検出して、それを条件に回路を動作停止させたいのですが、 過電圧状態が解除されても回路の動作停止を保持し、 電源の再投入で復帰させたいです。」 一般的に言う ラッチオフ回路 ですね。 テキサスインスツルメンツ社の製品としてはT……

  • シミュレーションによるリニアレギュレータの並列動作

    年に数回、同じ質問を頂きます。 「並列動作が可能なLDO(リニアレギュレータ)ってありますか?」 世の中には並列動作が可能なLDOは存在しますが、多くはありません。 LDOは基本的には、並列動作はNGです。その理由は、個体によって出力電圧が微妙に違うからです。 並列動作時、出力電……