記事一覧
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非画像領域のセンシングAI「Reality AI」
はじめに 近年、工場の予知保全やスマート家電、ウェアラブル機器など、私たちの身の回りのあらゆる場面でAI技術の活用が急速に進んでいます。 特に、機器の異常検知や音声認識といった機能を、クラウドを介さずにデバイス自体でリアルタイムに処理する「エッジAI」の需要が高まっています。 こうした……
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組込み機器における画像処理について
画像処理ニーズの高まり 近年、スマート化・自動化の加速に伴い、組込み機器における画像処理技術の重要性が一段と高まっています。特に、高性能なカメラモジュールと AI 技術の普及により、各種機器への画像処理の実装が広範に進展しています。例えば白物家電では、カメラを用いた対象認識によって自動動作が可能と……
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モビリティ業界ビギナー必見!車載E/EアーキテクチャとSDVの基本・トレンドをざっくり解説!
E/Eアーキテクチャの基本とトレンド E/Eアーキテクチャとは? Electrical/Electronic Architecture、直訳すると「電気/電子構成」となり、ECUやアクチュエータをハーネスで繋いだシステム設計構造を表します。 ここでいうECUはElectronic Cont……
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【ルネサス】RL78/G22の静電容量式タッチセンサユニットで水位検知をしてみよう
こんにちは!!マクニカでFAEをしてる、YOSHIKIです! 本記事では静電容量式タッチセンサユニットを搭載したマイコンで水位検知ができるようになるまでの過程を綴っています。 是非、最後まで見ていただけると幸いです!!! はじめに 近年、静電容量センサは年平均成長率(CAGR)約5%※①で拡……
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今さら聞けない車載ネットワーク入門~LIN , CAN , Ethernet~
車載ネットワークの動向 近年、自動車はますます高度な電子制御システム(ECU)を搭載しており、車両内の各種センサーやアクチュエーター、制御ユニット間で多種多様かつ膨大なデータのやり取りが必要になっています。車載ネットワークはそれらの通信を可能にし、今後も高度化する自動車制御を実現す……
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初心者のためのCAN FD 基礎
はじめに 自動車業界をはじめ、様々な業界でCAN(Controller Area Network) 通信が利用されております。しかし、昨今は“データ通信量の増大”、”通信速度の高速化”などが求められる傾向にあります。そのような中で、開発されたプロトコルが”CAN FD”です。 本記事では、C……
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車載SoCで使われる電力制御技術
車載SoCでよく使われる電力制御技術をご紹介します。 はじめに 車載SoCではなぜ電力制御が必要なのでしょうか? それは車両に搭載されるECU(Electric Control Unit)の課題を解決するためにSoCに対して省電力対応を求められるためです。 主な課題は以下の通りです。……
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車載SoCへのカメラ入力帯域検討(MIPI-CSI2)
はじめに 近年、車載カメラはセンシングの中心的役割を担っており、フロント、バック、サイド等に設置した 車載カメラからの入力映像を用いてドライバーサポートを行う、AD/ADAS機能の搭載が一般的になっています。 本記事では、SoCにカメラ映像を入力する際の、接続可能台数や解像度検討に際しての基本……
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Kakipで物体検知(1)
はじめに いま、ロボティクス、監視カメラ、ドローン、製造ラインといったさまざまな分野で、「リアルタイムに物体を検知・認識する技術」が求められています。クラウド依存でなく、端末単体で高精度かつ高速処理を実現するエッジAIは、ネットワークやセキュリティ、レイテンシの課題を解決する上でも不可欠です。 ……
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ルネサス製品ForgeFPGAの評価ボードを使ってロータリエンコーダを動かしてみた
背景 日頃より、現在ご使用中のCPLDをもっと安価で低消費電力のICに置き換えたい、または、GreenPAKよりもう少しだけ容量があるといいのにな、、といったお客様はForgeFPGAにきっとご興味を頂けていると思います。しかし、開発環境の立ち上げから始まり、評価ボードを実際にどうやって動かしたら……