記事一覧

  • TI社のワンチップミリ波レーダーを動かしてみた

    ミリ波レーダーとは ミリ波レーダーとは、電磁波を使用して障害物を検知する技術です。 周波数30〜300GHz、波長が1〜10mmのミリ波帯の電磁波を使用することから、ミリ波レーダーと呼ばれています。 ミリ波レーダーシステムは高い周波数を扱うRF部品、デジタル信号に変換するADコンバータ、デ……

  • 簡単解説!4種類のタッチセンサ・パネルの原理とメリットについて

    はじめに 皆さんはタッチセンサやタッチパネルと言われて何をイメージしますか?一番身近にあるのは、スマートフォンの画面、コンビニや公共機関にあるキオスク端末、ATMなどがあると思いますが、他にも様々なところで活用されています。本記事では、タッチセンサ・パネルの導入を考えている方に向けて、4つの方式の……

  • カメラのようなレーダーで室内監視!ミリ波によるイメージングレーダーとは?

    はじめに ミリ波レーダーとは? ミリ波とは、波長が1~10mm、周波数が30~300GHzの電波のことをいいます。ミリ波の電波を照射し、なにか物体(対象物)があれば電波が跳ね返ってきます。この跳ね返ってきた電波を観測することで、対象物の距離、速度、角度を測定することができます。 ミリ波セン……

  • ミリ波センサーはだれでもどこでも使えるの?

    ミリ波と技適 ミリ波は直進性が強く、耐環境性能に優れており、ミリ波を利用したセンサーを用いると高精度で物体の検出が可能となるため、その有用性を吟味したいと考えている方も多いのではないでしょうか。ただ、ミリ波という電磁波の特質上、60GHz/79GHz帯域の周波数を扱うため、法律上、技術基準適合証明……

  • ミリ波センサーのワンチップ化で広がる応用例

      はじめに CMOSやパッケージ技術などの進化によって、ミリ波センサーに必要なアンテナ、RF回路、ADC、ならびにデジタル回路などの機能集約(ワンチップ化)が進んでいます。ワンチップ化すると、コア、ロジック、ならびにRFが1つのチップへまとまるため、ロジックからRFへの制御が簡単にな……

  • 超音波流量計とは

    はじめに 超音波は人間の耳で聞こえる「可聴音」と同じ振動現象であり、その特徴も可聴音との共通点が多いです。例えば、気体、液体、固体などの「媒質」を伝わってゆきます。その伝わる速度は媒質ごとに異なり、また、速度の異なる媒質へ当たると反射が起こります。 一方で可聴音と異なり、超音波は20kHzよ……

  • 屋内測位の新技術 AoAとAoDとは?

    はじめに 屋内測位とは? 屋内測位とは、文字通り「屋内で位置を測定する」ものになります。近年、施設や工場等の屋内で人の追跡をしたい、という要望があります。屋外であればGPS機能が活用できますが、GPSは人工衛星を活用した技術であるため、屋内での計測には向いていません。屋内には屋内用の技術が必要に……

  • オペアンプを用いた高電圧側電流監視回路

    あるお客様から下記のようなお問合せを頂きました。 「400Vの電源があるのですが、その出力電流を測定したい。 できればGND側ではなく 高電圧側で。 」 いやぁ~、、 なかなかハードな要求仕様です… 電流の測定ではシャント抵抗とオペアンプを用いることが一般的ですが、残念ながら40……

  • はじめての人でも分かるホールセンサーの原理と種類

    「ホールセンサー」というものをご存知でしょうか?本記事ではこのホールセンサーの原理の説明から、ホールセンサーの種類について紹介します。 ホールセンサーとは? ホールセンサー(ホール素子)とはホール効果を利用して「磁石が発する磁界」や「電流が発する磁界」を電気信号に変換して出力する非接触型の磁気セ……

  • スタイリッシュなデザインを実現する「静電容量式タッチスイッチ」を解説

    スタイリッシュなデザインを実現する「静電容量式タッチスイッチ」を解説

    皆さんは「静電容量式タッチスイッチ」と聞いて、どんなスイッチかイメージできますか。例えば、スマートフォンでは本体の液晶パネル上を押す(タップする)ことで操作できます。これが、静電容量式タッチスイッチの一種です。 スマートフォンが普及している今日、静電容量式タッチセンシング技術はさまざまな製品に……