• 公開日:2018年04月19日
  • | 更新日:2018年04月24日

オペアンプの入力電圧範囲について、印加出来る入力信号の電圧レベルはどの程度と考えればよいのでしょうか?

入力信号の定格はCMVR Input Common-Mode Voltage Rangeで規定されます。

LMV934-Nを例に取ると、+25℃のときは(V-)-0.2V~(V+)+0.2Vですが、全温度範囲では、(V-)~(V+)になります。

つまり、5V単電源で使用したときに0~5Vまで入力可能です。

電源電圧の絶対最大定格は、デバイスが破損する恐れのある電圧で、6V になります。

コモンモード電圧=(+)ピン電圧+(-)ピン電圧/2で規定されます。

反転回路の場合、コモンモード電圧は非反転端子の電圧になりますので問題になりませんが、非反転回路の場合、コモンモード電圧が入力電圧端子の電圧に追従するため、注意いただく必要があります。