ZQキャリブレーションコマンドは、専用の240Ω（±1％）抵抗がDRAMのZQピンからグランドに接続されているときに、プロセス、電圧、温度にわたってDRAMの出力ドライバ（Ron）とODT値（Rtt）をキャリブレーションできます。 DDR3では、ZQキャリブレーションロング（ZQCL）とZQキャリブレーションショート（ZQCS）という2つの異なるキャリブレーションコマンドが存在します。
ZQCLは、通常、パワーアップ初期化およびリセットシーケンス中に使用されますが、システム環境に応じて、コントローラによっていつでも発行されます。 ZQCSは、小さな電圧と温度の変動を考慮して周期的なキャリブレーションを実行するために使用されます。またZQCSはZQCLよりも短い時間で実行可能です。