• 公開日:2018年11月15日

モータードライバーにおいて過電流保護とは何ですか?

モータードライバの出力が地絡等により、電源とGNDがショートする構成ができてしまった場合、意図せず過電流が発生します。
その際に安全機能としてFET制御をOFFする機能を指します。
具体的にはFETのドレイン-ソース間電圧をコンパレータで監視し、データシート記載の閾値(OCP値)を超えるとモータドライバはFETをDisableにします。
再度ドライブを開始するにはICにより異なりますが、大きく分けてラッチタイプとオートリトライタイプがあります。
ラッチタイプは、電源を入れ直すまたはRESETを入れることで再度ドライバが運転を再開します。
オートリトライタイプはデータシート記載の一定時間を超えると自動で再度運転を再開します。