• 公開日:2018年12月13日
  • | 更新日:2018年12月18日

ステップテクニカのHLSのシステム構成(マスタ:MKY36 / スレーブ:MKY34 数ノード)において、システム起動時にマスタIC(MKY36)のコントロールエリア内のDREQフラグが”1″になります。今まで、このような現象が発生したことはありませんが、デバイスの不具合でしょうか。

マスタIC(MKY36)のDREQフラグが”1″になる事象は、MKY34の電源投入時において発生し得る現象です。MKY36ユーザーズマニュアル(MKY36 STD-HLS36-V2.3J.pdf)”2.5.4 MKY34のシリアルID通信機能に対する注意(P.2-40)”にも記載のある想定動作であり、ICの異常やエラーを表すものではありません。

この現象に対処しなければならないユーザシステムにおいては、下記の方法によってMKY34側において起動された状態になっているシリアルID送信機能を終了させてください。

  1. MKY34のシリアルID送信機能を全く利用しないユーザシステムの場合、無条件にダミーとしてコマンド7を発行する。
  2. MKY36ユーザーズマニュアル”2.4.1 サテライトICのリンク状況を知る”に記述されたサテライトのリンク状況の認識によって、新たにリンクされたMKY34を認識した時点において、コントロールワード内のDREQに”1″が設定されている場合は、ダミーとしてコマンド7を発行する。

本件につきましては、メーカーから技術レポートが発行されておりますので、詳細はこちらをご確認ください。