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お問い合わせいただきました電源回路ですが、ご認識いただいております通り、評価ボード(LaunchPad)の電源回路は保護ダイオード等がないため、3.3V、1.2Vのラインの負荷の状態によってはデータシートの規定を満たせない可能性が御座います。
尚、C2000wareの以下の回路であれば、データシートの規定を満たせると考えますので、こちらをご参照いただけますでしょうか。
C:\ti\c2000\C2000Ware_3_01_00_00\boards\controlCARDs\TMDSCNCD28379D\R1_3
こちらの回路では、電源IC(TPS62420)を使用し、5Vから3.3Vと1.2Vを出力しており、且つ3.3Vと1.2Vの間に保護ダイオードが接続されております。
以上、宜しくお願い致します。
お問い合わせありがとうございます。
評価ボードは、あくまでも評価用で、設計を保証するものではございませんので、デバイスのデータシートの規定を満たしていない可能性が御座います。
推奨構成については改めてメーカーに確認致しますので、少々お待ちいただけますでしょうか。
以上、宜しくお願い致します。
ET様
お問い合わせありがとうございます。
本件、データシートからはパワーダウン時にも適用されるものか判断ができなかったため、メーカーに確認致しました。その結果、パワーアップ時、パワーダウン時ともにこの規定(VDDIO+0.3Vを超過してはならない)を守るようにしなければならないとのことでしたので、そのように設計をお願いできますでしょうか。
以上、宜しくお願い致します。
ET様
ご質問の件、以下に回答します。
> ・いずれの誤差も偶然誤差として扱えると考えて良いでしょうか。
> それぞれの誤差は無相間とのことですので、
> 温度や個体による系統誤差ではなく、偶然誤差と考えて良いでしょうか。偶然誤差として扱えると考えます。
> ・誤差の原因について
> 内部トランジスタの誤差や熱雑音による誤差などがあるかと思うのですが、
> 熱雑音による誤差が支配的なのでしょうか。申し訳ございませんが、こちらについては情報が御座いませんでした。
> ・データシートの記載値と6σについて
> 各誤差は正規分布を仮定できるとのことですが、
> データシートの記載値が±Err LSBであった場合、
> ±Err LSBが±6σ区間になると考えて良いでしょうか。
> ※±Err LSB=±6σ区間を逸脱する確率は3.4ppm程度ご認識のとおりとなります。
ADCの各誤差(Gain error、Offset error、DNL、INL )は6σの計算に基づき最小、最大のパラメータを設定しております。以上、宜しくお願い致します。
ET様
本件以下に回答致します。
> AD変換時にゲインエラーやオフセットにより誤差が発生するかと思います。
> このAD変換時の誤差は正規分布するのでしょうか。AD変換時の誤差は正規分布致します。
> その場合、仮にAD変換で±10LSBの誤差を持つとして、
> 同じ電圧を100回サンプリングして平均すれば、
> 平均値の誤差は±1LSBになると考えて良いでしょうか。ご認識のとおりとなります。
100回のサンプリングで平均化することで、誤差は1/10となります。少し補足しますと、ADCのエラーには4つのエラー(ゲインエラー、オフセットエラー、INL、DNL)が御座います。
これらはそれぞれ正規分布するエラーとなり、それぞれ無相関となります。
そのため、複数回サンプリングをすることで、それぞれのエラーがs/sqrt(N)となります。
(sを正規分布の標準偏差、Nをサンプリング数とします。)以上、宜しくお願い致します。
ET様
お問い合わせありがとうございます。
「The supplies should ramp to full rail within 10 ms. 」は10msec以内に立ち上げるということなので、330~10^5 V/sの傾きで、10msecより早く立ち上げることは問題ございません。
そのため、1.2Vラインも330~10^5 V/sの範囲の傾きで電源投入をお願いいたします。
GE
ET様
お問い合わせありがとうございます。
調査いたしますので少々お待ち下さい。
ttkkttkkさん
Fapi_issueProgrammingCommandがフラッシュへのプログラムロード部分になるのでしょうか
プログラムの送信元はBufferになるのでしょうかご認識のとおりとなります。
Fapi_issueProgrammingCommand()でプログラムをロードしており、
内蔵のFLASH(APIの第一引数)にRAM(APIの第二引数)のデータをWriteしております。FLASH APIの使用方法については、以下のドキュメントをご参照ください。
TMS320F2837xD Flash API Reference Guide
http://www.ti.com/lit/pdf/spnu629以上、宜しくお願い致します。
C2000のソフトウェアはC2000ware以外Updateされておりませんので、開発の際にはC2000wareのソフトをご利用いただくのが良いと思います。尚、CPU2の起動方法については、C2000wareの以下のサンプルが参考になると思います。
C2000ware
http://www.tij.co.jp/tool/jp/C2000WAREC:\ti\c2000\C2000Ware_2_00_00_02\device_support\f2837xd\examples\dual\blinky_dc
上記フォルダのCPU1側のコード(blinky_dc_cpu01.c)をご覧いただくと、以下の記述が御座います。
IPCBootCPU2(C1C2_BROM_BOOTMODE_BOOT_FROM_FLASH);
CPU2は起動後にwait modeでIPC割り込み待ち状態になっておりますので、CPU1からCPU2に対し、IPCでブートコマンドを送付する必要が御座います。
このコマンドの送付が上記のコードになりますので、こちらがCPU1側のプログラムに記述されていないと、スタンドアローンではCPU2がwait modeで待機し続けてしまいます。以下にもう少し補足しますと、CPU2は起動後、OTPをプログラムしていないデフォルト状態(BOOTCTRL.OTP_KEY=0xFF)では、IPCの割り込み設定をし、WAIT BOOTで待機し続けます。
このWAIT BOOTのとき、CPU2のブートROMはC1TOC2IPC Commands Tableをサポートしますので、任意のコマンドを送付し、CPU2を起動することができます。
以下の資料にも記載が御座いますので、併せてご参照ください。
参照資料:TMS320F2837xD Dual-Core Delfino Microcontrollers Technical Reference Manual
http://www.ti.com/jp/lit/pdf/spruhm8
(p.615) Figure 4-7. CPU2 Standalone and Hibernate Boot Flow
(p.639) 4.10.8.2 CPU2 IPC Commands以上、よろしくお願いいたします。
お問い合わせありがとうございます。
> CPU1側でCPU2側IPC17のフラグが立つのを待っている箇所があるのですが
> IPCを使うにあたって、本箇所は必ず必要となる部分でしょうか?IPCを使うに当たっては、必須の部分では御座いません。
ただし今回のプログラムについては、CPU1からCPU2に対しIPCの割り込みを発行するのものになっております。
そのため、CPU1はCPU2のレジスタ設定(ICPの割り込み許可設定など)が完了したことを、このIPC17で確認し、
その後、CPU2に対し割り込みを発行する処理を取っております。以上、よろしくお願いいたします。
ご返信有難うございます。
無事動作したとのことで安心いたしました。
尚、リアルタイムモードは、ブレークポイントなどでCPUを止めずに、リアルタイムに変数の更新が可能なモードになります。使い方の詳細については、以下のマニュアルのp.166に記載されておりますので、こちらをご参照いただけますでしょうか。
TMS320C2000:Piccolo MCUのソフトウェア開発入門
http://www.tij.co.jp/jp/lit/an/jaja230a/jaja230a.pdf
(p.166) 8.5 コードのデバッグ以上、よろしくお願いいたします。
お問い合わせありがとうございます。
ControlSUITEのLab11_cpu01, Lab11_CPU02と御座いますが、
こちらは、F2837xD向けのWorkshop資料のLabになると思います。
弊社でもこちらのソフトを使用し動作確認をしてみました。CPU2側のIPC1_ISRにブレークポイントを貼り、CPU1側を実行したところ、
CPU2側のIPC1_ISRのブレークポイントで問題なく停止いたしました。そこで、以下についてご確認いただけますでしょうか。
・ リアルタイムデバッグモードは使用しておりますでしょうか。
リアルタイムデバッグモードはエミュレーションおよびデバッグアクセスがブロックされるため、ブレークポイントを使用するとエラーが出力されます。・ リアルタイムデバッグモードを使用していない場合には、御社での動作確認手順の詳細をお教えいただけますでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
miyo様
お問い合わせありがとうございます。ご質問の件、以下に回答いたします。
> TMS320F28377Dには低消費電力モードが4種類用意されていると思いますが、
> XCLKOUTが停止する低消費電力モードは IDLE・STANDBY・HALT・HIBのうちどれにあたるでしょうか?
> (XCLKOUTのクロックをPLLSYSCLKとして設定していた場合でお願い致します。)IDLE以外のモードはXCLKOUTが停止します。
参考資料:TMS320F2837xD Technical Reference Manual
http://www.ti.com/lit/ug/spruhm8h/spruhm8h.pdf
(p.123) 3.10 Low Power Modesまた、C2000ware(http://www.tij.co.jp/tool/jp/C2000WARE)の以下のフォルダに、
各モードのサンプルプログラムが御座いますので、こちらを使用しお試しいただけますでしょうか。C:\ti\c2000\C2000Ware_2_00_00_02\device_support\f2837xd\examples\cpu1
・ lpm_idlewake
・ lpm_haltwake
・ lpm_hibwake
・ lpm_standbywake以上、よろしくお願いいたします。
お問い合わせ有難うございます。
> F2837xDにおいて質問させていただきます
> CPU1側であるフラグをたててCPU2で割込み処理を発生させることは可能でしょうか可能となります。
テクニカルリファレンスマニュアルのIPCの項に割り込みについて記載が御座いますので、
こちらもご参照ください。TMS320F2837xD Dual-Core Delfino Microcontrollers Technical Reference Manual
http://www.ti.com/lit/ug/spruhm8h/spruhm8h.pdf
(p.850) Interprocessor Communication (IPC)> サンプル等あれば教えていただきたくお願いいたします
> (cpu01_to_cpu02_ipcdrivers が上記のサンプルになるのでしょうか)既にご確認いただいている、cpu01_to_cpu02_ipcdriversがサンプルになります。
フォルダ:
C:\ti\c2000\C2000Ware_2_00_00_02\device_support\f2837xd\examples\dual以上、よろしくお願いいたします。
メーカー回答としては以下となります。
「デバイスとしては電源のON/OFFに関するテストは行っておりませんので、実際にはお客様のアプリケーション上での評価と調査が必要となります。」
以上、よろしくお願いいたします。
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