- 公開日:2024年06月28日
- | 更新日:2024年07月16日
GreenPAK製品について、シリアルデバッガを用いたエミュレート動作の方法
- ライター:Hideyuki Naruhashi
- その他
検証実験した背景
日頃よりGreenPAKをご採用されるお客様より、お客様の量産用基板でエミュレート動作を実現したい!とご希望される声をたいへん多く頂いております。そのため、実際にエミュレート動作方法をご説明できればと思いこの技術記事を記載しました。多くの皆様のお役に立つことができれば幸いです。
製品概要
今回実現するGreenPAKのエミュレート動作では、ルネサス製品シリアルデバッガSLG4DVKGSDと GreenPAK:SLG46826Vを使用します。製品概要は下記の通りで、URLをご確認頂けますと詳細概要を確認できます。
<シリアルデバッガ SLG4DVKGSD>
I2Cの信号(SDLとSDA)とVDD、GNDの4線のみ使用します。USBはモバイルPC接続用に使用します。
・URL SLG4DVKGSD – GreenPAK Serial Debugger Board (GSD) | Renesas
<SLG46826V>
こちらは、今回のGreenPAKのターゲットICです。MTP(マルチタイムプログラム)品となっています。
1000回まで書き込みが可能です。
・URL SLG46826 – GreenPAK™ Programmable Mixed-signal Matrix with In-System Programmability | Renesas
検証実験の手順
最初に、ルネサスシリアルデバッガSLG4DVKGSDを用いて、Goコンフィグ経由でブレットボードにSLG46826VのDIPを準備し、エミュレーション動作を行います。DIPボードのピン配置はデータシートにも記載がありますが、下記の通りでVDD、VDD2、GND、SCL、SDAピンとシリアルデバッガを繋ぎ、PCとUSBで接続することですぐにご準備が可能です。GreenPAKのGUI(Goコンフィグ)にはXORをGreenPAKデザインとして今回用意しました。XORは、入力ピンを2,3、出力ピンを19として、出力ピンにLEDをつけて点灯有無で動作確認をしたいと思います。
①動作環境とSLG4DVKGSD(シリアルデバッガ) 接続図
②SLG46826V DIP外観 と 使用ピン配置(今回は、赤い枠のピンだけを使用します。)
VDDとVDD2は同じ電圧(3.3Vか5Vで問題ありませんが、必ず両方にVCC電源をご用意ください)
③GreenPAKデザインによるXOR回路と真理値表(XORで設定)
このXORデザインと真理値表の通りに、LEDが点灯動作すれば、検証は成功です!
検証実験の結果
早速、検証の結果を観てみましょう。LED点灯有無でOUTPUTが正しいかを確認します。
OUTPUT:1で点灯(真理値表の1の意味)となります。 IN1は黄色線、 IN0は青線で準備しています。
下記のブレットボードの赤枠がIN1、IN0、OUTのラインとなります。
Goコンフィグよりデバッグモードからシリアルデバッガを選択し、エミュレート動作しましょう。
IN1(黄色線)、 IN0(青線)の入力信号に応じて、下記の通りLED点灯消灯(OUTPUTの0,1)動きを確認できました。
結果、デザインした真理値表の0,1動作と同等の動きを確認することができました!
<IN1:0 IN0:0 OUT:0> <IN1:1 IN0:0 OUT:1>
<IN1:0 IN0:1 OUT:1> <IN1:1 IN0:1 OUT:0>
実現する製品はこちら
今回のシリアルデバッガをご使用されることで、GreenPAKのICを用いてアドバンスドボードを介さず、直接お客様の開発ボード上でエミュレーション動作が可能となります。
*こちらは、MTP(マルチタイム書き込み)タイプのGreenPAK製品ラインナップで適用が可能となります。
ルネサス製品をお探しの方は、メーカーページもぜひご覧ください。
【マクニカ ルネサスページはこちら】