記事一覧

  • オペアンプを用いた高電圧側電流監視回路

    あるお客様から下記のようなお問合せを頂きました。 「400Vの電源があるのですが、その出力電流を測定したい。 できればGND側ではなく 高電圧側で。 」 いやぁ~、、 なかなかハードな要求仕様です… 電流の測定ではシャント抵抗とオペアンプを用いることが一般的ですが、残念ながら40……

  • 過電圧検出及びラッチオフ回路

    とあるお客様からこのような御相談を頂きました。 「過電圧を検出して、それを条件に回路を動作停止させたいのですが、 過電圧状態が解除されても回路の動作停止を保持し、 電源の再投入で復帰させたいです。」 一般的に言う ラッチオフ回路 ですね。 テキサスインスツルメンツ社の製品としてはT……

  • シミュレーションによるリニアレギュレータの並列動作

    年に数回、同じ質問を頂きます。 「並列動作が可能なLDO(リニアレギュレータ)ってありますか?」 世の中には並列動作が可能なLDOは存在しますが、多くはありません。 LDOは基本的には、並列動作はNGです。その理由は、個体によって出力電圧が微妙に違うからです。 並列動作時、出力電……

  • もはや必要不可欠?身近な電化製品には欠かせないマイコンとは

    はじめに マイコンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。実は普段の生活で使用する様々な電化製品にマイコンが使われています。キッチンタイマー、電卓、おもちゃなどの様に小さいものから、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどの大きいものまで、その大きさや性能はそれぞれ違いますが、ほぼ必ず電化製品にはマイコンが使……

  • NVIDIA® Jetson™ のソフトウェア開発のデバック方法  NVIDIA® Nsight™ Systemsについて

    Jetson上で動作する組込みシステムを開発する上で、必ずデバックが必要となります。JetsonはLinuxベースで動作するため、デバックツールはオープンソースのツールから、NVIDIAが提供しているツールまで数多く存在しており、状況に応じて使い分ける必要があります。 ◇オープンソースとして提……

  • パリティチェック・チェックサムとは? 誤り検出・訂正基礎講座 第1回

    誤り検出と誤り訂正 デジタルデータはノイズなどの影響により誤ったデータを送受信してしまうことがあります。メモリなどの場合、ノイズなどの影響により誤ったデータが書き込まれてしまうことがあります。この誤ったデータを検出、訂正するために、デジタルデータの送受信や、メモリへの書き込みの際には、誤り検出・訂……

  • 音声認識

    音声認識でハンズフリー操作。ボイストリガー機能のメリットとは?

    近年、スマートスピーカーのように、話しかけるだけで機器を操作できる音声認識システムに企業の注目が集まり、導入を検討する技術者が増えています。一連の音声認識システムを正常に動作させるために不可欠なのが、音声認識処理の入り口にあたるボイストリガーです。しかし、ボイストリガーという言葉は聞いたことがあって……

  • 最新のステッピングモータードライバの特徴的な機能とは

    最新のステッピングモータードライバの特徴的な機能とは

    ステッピングモータードライバ基板を新たに設計しようとしたときには、どのようなモータードライバを使えば良いのか悩む方は多いと思います。 近年、ステッピングモータードライバは各メーカーから多数リリースされており、様々な機能が組み込まれた製品も増えてきているため、このモータードライバICの選定は非常……

  • ただ回すだけではない 最適なシステムを構成するためのブラシ付きモータードライバー講座

    モーターの種類については、以前に執筆いたしました。こちらの記事を見てください。 初心者こそ押さえておくべき!モーター・ドライバを使うべき理由 本稿では手軽に簡単にあるかうことが出来るブラシ付きDCモーター(以下、Brush付きDCモーターからBDCモーターと呼びます)についてご紹介いたし……

  • フライバック電源 -その3-『自作トランスを評価ボードにのっけてみた』

    フライバック電源を実際に作ってみよう~その3-『自作トランスを評価ボードにのっけてみた』~

    評価ボードを改造しよう 我が家の飼猫を抱き上げると、猫は何故か全力で嫌がります。こんにちは。ひねくれ者です。 さて、前回手巻きしたトランスを動作させるべく、評価ボードを改造します。 評価ボード紹介ページ 評価ボード資料(回路図など) 改造は非常に簡単です。 図.1 U……