記事一覧
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ミリ波センサーはだれでもどこでも使えるの?
ミリ波と技適 ミリ波は直進性が強く、耐環境性能に優れており、ミリ波を利用したセンサーを用いると高精度で物体の検出が可能となるため、その有用性を吟味したいと考えている方も多いのではないでしょうか。ただ、ミリ波という電磁波の特質上、60GHz/79GHz帯域の周波数を扱うため、法律上、技術基準適合証明……
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ミリ波センサーのワンチップ化で広がる応用例
はじめに CMOSやパッケージ技術などの進化によって、ミリ波センサーに必要なアンテナ、RF回路、ADC、ならびにデジタル回路などの機能集約(ワンチップ化)が進んでいます。ワンチップ化すると、コア、ロジック、ならびにRFが1つのチップへまとまるため、ロジックからRFへの制御が簡単にな……
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超音波流量計とは
はじめに 超音波は人間の耳で聞こえる「可聴音」と同じ振動現象であり、その特徴も可聴音との共通点が多いです。例えば、気体、液体、固体などの「媒質」を伝わってゆきます。その伝わる速度は媒質ごとに異なり、また、速度の異なる媒質へ当たると反射が起こります。 一方で可聴音と異なり、超音波は20kHzよ……
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屋内測位の新技術 AoAとAoDとは?
はじめに 屋内測位とは? 屋内測位とは、文字通り「屋内で位置を測定する」ものになります。近年、施設や工場等の屋内で人の追跡をしたい、という要望があります。屋外であればGPS機能が活用できますが、GPSは人工衛星を活用した技術であるため、屋内での計測には向いていません。屋内には屋内用の技術が必要に……
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オペアンプを用いた高電圧側電流監視回路
あるお客様から下記のようなお問合せを頂きました。 「400Vの電源があるのですが、その出力電流を測定したい。 できればGND側ではなく 高電圧側で。 」 いやぁ~、、 なかなかハードな要求仕様です… 電流の測定ではシャント抵抗とオペアンプを用いることが一般的ですが、残念ながら40……
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はじめての人でも分かるホールセンサーの原理と種類
「ホールセンサー」というものをご存知でしょうか?本記事ではこのホールセンサーの原理の説明から、ホールセンサーの種類について紹介します。 ホールセンサーとは? ホールセンサー(ホール素子)とはホール効果を利用して「磁石が発する磁界」や「電流が発する磁界」を電気信号に変換して出力する非接触型の磁気セ……
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スタイリッシュなデザインを実現する「静電容量式タッチスイッチ」を解説
皆さんは「静電容量式タッチスイッチ」と聞いて、どんなスイッチかイメージできますか。例えば、スマートフォンでは本体の液晶パネル上を押す(タップする)ことで操作できます。これが、静電容量式タッチスイッチの一種です。 スマートフォンが普及している今日、静電容量式タッチセンシング技術はさまざまな製品に……
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距離測定をするセンサとは?使用環境による最適解を提案!
昨今、距離を測定するセンサ、通称、測距センサやToFセンサ(Time of Flight)と呼ばれるセンサが車載をはじめとしたさまざまな市場で、盛り上がっています。この測距センサを使用して、距離がわかることはもちろんのこと、距離測定の機能を応用してある物体との衝突を未然に防止する機能や、セキュリティ……
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冷蔵庫のにおいを数値化できるガスセンサとは?
冷蔵庫の中の臭い、気になりませんか?IoTブームだし、食品から発生する臭いを数値化したい、そんなあなたに朗報です! 今回、IDT社から出た冷蔵庫向けガスセンサZMOD4450を使って、食品から出るガスを検知するセンサーボードを作成しました。 内部構成について センサーボードに搭載するICは、ガ……
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これから始める3Dセンシング。まずは種類と特徴を知ろう。
ロボットや自動車/搬送装置の自動制御、介護などの見守りシステムなどで、近年注目を集めている技術として、3Dセンシングがあります。3Dセンシングは、3次元計測やデプスセンシングなどとも言われ、通常の2D(RGB)画像のみでなく、深度(距離情報)を画像データとして取得する技術です。 2D画像でも物……