serial_flash_programmerはコンソールアプリケーションとなっていますので、コマンドプロンプトを起動して、serial_flash_programmerのディレクトリに移動後に、アプリケーションを実行してください。
実行時のパラメータとして、以下を使用してください。
serial_flash_programmer -d f28004x -k f28004x_fw_upgrade_example\flashapi_ex2_sci_kernel.txt -a f28004x_fw_upgrade_example\led_ex1_blinky.txt -p COM35 -v
パラメータの内容については、以下の通りとなります。
- -d f28004x
TMS320F28004xシリーズのデバイスを指定します - -k f28004x_fw_upgrade_example\flashapi_ex2_sci_kernel.txt
フラッシュ書き込みファームウェアを指定します。起動後このファイルを転送します。 - -a f28004x_fw_upgrade_example\led_ex1_blinky.txt
フラッシュメモリへ書き込むファームウェアを指定します。このファイルは、hex2000ユーティリティによりシリアルブートローダ用フォーマットで出力されている必要があります - -p COM35
シリアル通信で使用するCOM番号を指定します。デバイスマネージャを参照して、通信を行うCOMポート番号を指定してください。 - -v
エラー発生時のメッセージを出力します。評価時にはこのパラメータを指定してください。
最初のフラッシュ書き込みファームウェアの転送が終わると以下のメッセージとメニューリストが表示されます
What operation do you want to perform?
1-DFU
2-Erase
3-Verify
4-Unlock Zone 1
5-Unlock Zone 2
6-Run
7-Reset
8-Live DFU
0-DONE
まず、2を入力してフラッシュメモリを消去します。(番号を入力後、Enterキーで確定させてください)
消去するセクタ番号が聞かれますので、全セクタ消去の ALLを入力してください。(ALLのあと、Enterキーで入力を確定させてください)
消去が完了すると、以下のメッセージが表示され、再度メニューリストが表示されます。
SUCCESS of Command
続いて、1を入力して、コマンドパラメータで指定したファイルを書き込みます。
ベリファイも行われ、書き込みに成功すると SUCCESS of Command のメッセージと、メニューリストが表示されます。
最後に、ブートモード(SW1)をBoot from flashに変更して、電源を入れ直すか、コンソールに7を入力すると、フラッシュメモリに書き込まれたプログラムが実行します。
ご確認のほど、よろしくお願いします。