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Kaeru001様
データの測定並びに送付ありがとうございます。
1の推奨特性品(GRM2165C1H333GA01)と2の入手可能品(GRM155B31H223KA12D)に波形の差異はないように思われます。
3については、8200pF(33000pFは誤記と思われます。)で波形に差分が認められます。
ブートストラップコンデンサは、OUTx_Pの出力段にあるハイサイドFETのOFF時間(ローサイドFETのON時間)でチャージされます。
出力電力が大きくなるとデューティーサイクルが大きくなりますので、試験された条件において12Vp-pが取り出せているということでしたら、3つのコンデンサを使用してデューティーの制限は発生しておらず、電圧クリップも発生していないものと考えられます。
データシートの推奨値(33nF)にできるだけ近い値を使用いただいたほうが望ましいため、2のGRM155B31H223KA12Dがよいと考えますが、容量値の誤差±10%に加えて温度変化率が±10%ありますのでこちらも考慮いただければと思います。
加えて、音質の影響についても問題ないようでしたら使用可能と考えます。
以上、よろしくお願いいたします。
FI43101