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このトピックには4件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。4 年、 8 ヶ月前に Yojiro さんが最後の更新を行いました。
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VDDとVDDOSCの制約条件について
デバイス型番:TMS320F28375Sお世話になります。
TMS320F28375Sのデータシートの5.9.1.3 V DD Requirementsには
・VDDとVDDOSCは同時にオン/オフし、
・VDDがオフの時にはVDDOSCをオンすべきでない
との記述があります。http://www.ti.com/lit/er/sprz422h/sprz422h.pdfの
「INTOSC: VDDOSC Powered Without VDD Can Cause INTOSC Frequency Drift」
によれば、内部クロックに周波数ドリフトが生じるのを防ぐために
上記注意点が設けられたとあります。したがって、外部の水晶振動子を用いる場合は
・VDDとVDDOSCは同時にオン/オフする必要はない
・VDDがオフの時にはVDDOSCをオンしていても良い
と考えて良いでしょうか。※V DD should be kept no more than 0.3 V above V DDIOとあるため、
VDDIO、VDDOSCに供する3.3V系を先に立ち上げ、
VDDに供する1.2V系をその後立ち上げたいと考えております。ETさん
外部の水晶振動子を用いる場合でも、電源立ち上げ時は内蔵OSCを使用して動作いたします。
つきましては、Requirements通りに同時に立ち上げる設計を行っていただけますでしょうか。Errataに理由が記載されていますが、これ以外の異常動作となった場合でも、Requirementsに記載されている内容をお守りいただけていない場合、ICの動作を保証することはできませんので、Requirements通りの設計をお願いいたします。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
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この回答でご解決いただけましたら、右上の「最もいい回答」ボタンのクリックをお願いいたします。- この返信は4 年、 8 ヶ月前に Yojiro さんが編集しました。
ご回答くださりありがとうございます。
同時起動が必要な旨、承知いたしました。なお、VDD、VDDOSCの供給電源はそれぞれ立ち上がり速度が異なります。
「同時」というのはどの点で一致していれば良いのでしょうか。立ち上がり/立ち下りの開始点が同時となるようにして、
その勾配については5.9.1.4 Supply Ramp Rateの範囲内であれば良いのでしょうか。追加で質問させていただきます。
>外部の水晶振動子を用いる場合でも、電源立ち上げ時は内蔵OSCを使用して動作いたします。
電源立ち上げが同時ではなく、周波数ドリフトが生じた場合、
内蔵OSCが遅くなり起動が遅くなるという認識で正しいでしょうか。
そもそも起動しない等の事象が起こり得るのでしょうか。ETさん
電源の立ち上がりタイミングにつきましては、特に明記はなく、
5.9.1.2 VDDIO, VDDA, VDD3VFL, and VDDOSC Requirements、
5.9.1.3 VDD Requirements
に各電源が0.3Vに収まる、かつVDDはVDDIOより0.3Vを超えないことが記載されております。この範囲であれば、開始点は異なっていても問題はございません。
勾配については、ご認識のとおりです。
周波数ドリフトが生じた場合ですが、起動が遅くなる可能性はありますが、起動しないことはございません。
しかし、Requirementsに記載された範囲についての動作検証しかされておりませんので、これを超える場合の動作につきまして、明確にどう動作するかはお答えすることができません。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
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