nabecim様
お世話になっております。
貴社にて確認されたアナログ入力(X±、Y±)からの
ESD侵入によりラッチアップによる過電流発生に関しましては、
IC内部のESD保護ダイオードが絶対最大定格を超える過電圧によりONし、
ラッチアップ及び過電流を招いているものと考えます。
その為、ご記載いただいた入力電圧(ESD試験時の電圧)をクランプしていただく事が
推奨の対策となります。
上記背景からVCC自体から入力される電流値を制限することで、
保護ダイオードがONした際の電流を制限でき、
実機にてご確認頂いておりますラッチオフ現象の回避を実現できているものと考えます。
ただしTI社側に上記のような対策の実績が無く、懸念事項の提示はございませんでした。
現状の対策でにて電流は制限は成されておりますが、絶対最大定格を超えた使用方法になるため、
改めて耐圧の観点でESD保護素子やフィルターの導入をお勧めさせて頂きます。
実装が困難とお伺いしている中恐縮ではございますが、
何卒宜しくお願い致します。
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