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このトピックには8件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。3 年、 8 ヶ月前に maida さんが最後の更新を行いました。
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TPS6590379のpower upについて
デバイス型番:TPS6590379TMDXIDK574の回路図をbaseに、ARMプロセッサのAM5749を使用した回路を
設計しようとしております。
AM5749用の電源を生成する為、TPS6590379を使用しようとしておりますが、
2点質問があり回答をお願いします。(1)TPS6590379の起動について
TMDXIDK574では、TPS6590379はCPUとI2Cをはじめ制御信号で接続しており
また押しボタンスイッチのSW3が接続しておりますが、
CPUより制御したりSW3を操作しなくても、J1より+5Vを入力すれば、
SLIU011FのFigure9で記載されておりますシーケンスで電源が起動しますでしょうか?TPS6590379を使用した基板を製造し、初めて電源を投入する場合、
TMDXIDK574の構成で設計すれば、I2Cからの設定やSWの操作をしなくても
TPS6590379の入力に+5Vを入力すれば、SLIU011FのFigure9で記載されております
シーケンスで電源が起動しますでしょうか?(2)TPS6590379のPWRONの仕様について
TPS6590379の電源の再起動をPWRONpinを使用して実現しようとした場合、
SLIS165GのFigure5-19より、2度PWRONpinをLowにする必要がございますでしょうか?
また、RPWRONを使用して再起動を実現しようとした場合は、
RPWRONpinを1度Lowにすれば再起動できますでしょうか?TPS6590379のpower upについて2/25に質問しましたが、状況は如何でしょうか?
なるべく早く回答頂けると助かります。お手数をお掛けしますが、宜しくお願いします。maida様
お問い合わせ頂きましてありがとう御座います。
回答(1)
起動シーケンスをスタートさせるには、PWRONまたはRPWRONよりOn Request信号を入力させる必要が御座います。
On Request信号はPWRON,RPWRONにより生成されます。
PWRONは手動入力操作、RPWRONはBOOT用マイコン等からの操作、として御使用頂きたく存じます。回答(2)
再起動の際には一度Off Stateにする必要が御座います。
PWRON(SW3)を長押しすることでTPS6590379はOff状態となり、Power Down Sequenceが走ります。
RPWRONを使用する際にはPWRDOWNピンによりPower Down Sequenceを実行して頂きたく存じます。御参考になれば幸で御座います。
Polnarefご回答ありがとうございました。
頂いたご回答の(1),(2)について、念のため追加で質問します。
ご回答(1)の追加質問
ご回答ありがとうございました。
TMDXIDK574でTPS6590379からAM5749用の電源を起動するには、J1より+5Vを投入後に
押しボタンスイッチのSW3を押す必要がございますでしょうか?
ご回答(2)の追加質問
念の為確認させてください。
TPS6590379の出力を再起動するためには、
一旦OFFするためのPWRON(SW3)の長押しと、再度ONするためのPWRON(SW3)の長押しが必要があり、
PWRON(SW3)の長押しが合計2回必要でしょうか?maida様
回答(1)
はい。SW3の押下をスタートイベントと認識し、起動シーケンスが走ります。回答(2)
はい。2回必要となります。Polnaref
ご回答ありがとうございました。
TPS6590379用の+5Vを+24VからDCDCで生成しようとしておりますが、
+24Vから+5Vを生成するDCDCのPower Good信号でTPS6590379の
On/Offを制御することは可能でしょうか?
もし可能でしたら、TPS6590379のPinのうち、+5Vを生成するDCDCの
Power Good信号を接続するとよいPINを教えて下さい。maida様
>> TPS6590379用の+5Vを+24VからDCDCで生成しようとしておりますが、
>> +24Vから+5Vを生成するDCDCのPower Good信号でTPS6590379の
>> On/Offを制御することは可能でしょうか?DC/DCのPG信号の使用を前提に考察いたしました。
PG信号はHighベタとなるため、PG信号の立上りエッジを検出し、一定期間Lowを出力する回路(One shot pulse回路)を用いては如何でしょうか?
添付回路の[Vout]をPWRONピンに接続することで、スタートイベントを実現できると考えます。
但し、Off制御に関しましては、PG信号はHighベタのため使用できません。別途トリガが必要となり、更にON制御がPG信号のみであるため、再起動にはDC/DC自体をOff→ONとする必要が御座います。
また、Power Downシーケンスが走っている間にもVCC1への供給(5V)は必要なため、DC/DC自体のOff→ON操作は推奨いたしかねます。現状ではOffシーケンスのトリガが不明なため、具体的な回路提案は困難ですが、PG信号を使用した場合、
1)起動時は問題無し
2)停止時は手動、又は別途トリガが必要、PGはHighのまま(DC/DCは停止させない)
3)再起動時はOff制御、及びOn制御をタイマーを用いて実行する回路を用いる(DC/DCは停止させない)
が考えられます。結果、PG信号1本で起動、停止、再起動の各条件を網羅することは難しいと考えます。
従いまして、手動での操作を入れるか、または起動,停止,再起動の操作を管理する、小型のマイコンを用いるのが現実的と考えます。Polnaref
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ご回答ありがとうございました。
最後に、念のため2点確認します。TMDXIDK574の構成でTPS6590379の回路を設計した場合、
基板製造後初めて電源を投入するとき、事前にI2Cでレジスタ設定しなくても、
入力電源(VCC1等)を入力し、PWRON用の押しボタンスイッチを押せば
SLIU011FのFigure9で記載されておりますシーケンスで電源が起動するとの認識で
あってますでしょうか?TPS6590379には、他の電源ICのように、
入力がLowレベルの場合enable/入力がHighレベルの場合disableとなる
Enable制御用のPINは用意されていない認識で合ってますでしょうか?maida様
回答(1)
はい。初期状態で最適化されております。回答(2)
一部ペリフェラル用の出力を除けば、全体を統括するEnable端子ような制御ピンは御座いません。Polnaref
追加の質問を含めご回答ありがとうございました。
設計の参考にさせて頂きます。 -
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