ホーム フォーラム Texas Instruments マイコン C2000 過渡電流定格について

このトピックには7件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。3 年、 8 ヶ月前Ge Ge さんが最後の更新を行いました。

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    投稿
  • #16015 返信

    ET
    参加者

    過渡電流定格について

    デバイス型番:TMS320F28375S

    お世話になります。
    GPIOに容量性負荷(ICの寄生容量やパスコンなど <=100pFの想定)が接続されている場合、
    HからLへの切り替え時に突入電流が生じるかと思います。

    比較的小さい電流と言えど、瞬時では5.1 Absolute Maximum Ratingsの
    Input clamp currentを超えるのではないかと思います。
    こういった過渡電流に対する定格は存在するのでしょうか。

    あるいは下記のような考え方があるのであればご教示頂けると助かります。
    ・過渡電流に対しては軽減率が存在する
    ・過渡電流のエネルギー(I2t値)で考える

    #16017 返信
    Ge
    Ge
    従業員

    お問い合わせありがとうございます。

    比較的小さい電流と言えど、瞬時では5.1 Absolute Maximum Ratingsの
    Input clamp currentを超えるのではないかと思います。
    こういった過渡電流に対する定格は存在するのでしょうか。

    過度電流に対する定格は存在しません。

    本件については、以下のスレッドでもやり取りがございますので、ご確認いただけますでしょうか。

    https://emb.macnica.co.jp/forums/topic/9127/

    また、以下のリンクの情報も参考になると思いますので、こちらも併せてご確認いただけますでしょうか。

    https://e2e.ti.com/support/microcontrollers/c2000/f/171/t/717205

    以上、よろしくお願いいたします。

     

    #16054 返信

    ET
    参加者

    ご回答くださりありがとうございます。
    先述の回答に尽きるかもしれないのですが、追加で質問させてください。

    1)GPIOピンに10pF程度の容量負荷が明示的に存在する場合
    2)GPIOピンに潜在的な容量負荷(接続先ICやパターンの寄生容量)が存在する場合

    どちらにおいてもGPIOのH/L変化の際に突入電流が生じるかと思います。
    この結果、事実上全てのGPIOピンには突入防止の制限抵抗が必要と考えるべきでしょうか。
    あるいは容量負荷の多寡で制限抵抗の要否を判断すべきでしょうか。

    他サイトになりますが、50pF~100pFを超えるかどうかで判断している方も
    いるようなので質問させていただきました。
    https://www.edaboard.com/threads/driving-capacitive-load-from-mcu-port.325101/

    #16096 返信
    Ge
    Ge
    従業員

    ご返信ありがとうございます。

    どちらにおいてもGPIOのH/L変化の際に突入電流が生じるかと思います。
    この結果、事実上全てのGPIOピンには突入防止の制限抵抗が必要と考えるべきでしょうか。
    あるいは容量負荷の多寡で制限抵抗の要否を判断すべきでしょうか。

    申し訳ございませんが、本件については情報が御座いませんでした。
    突入電流は瞬間的なもの(msec単位以下)であれば問題ないのですが、
    瞬間的なものでも数秒間の上限を超える電流が流れる場合は、故障の原因となりますので、
    上限を超える電流が流れる時間により、抵抗の要否を判断いただけますでしょうか。

    以上、よろしくお願いいたします。

    #16098 返信

    ET
    参加者

    ご回答くださりありがとうございます。
    下記理解で良いでしょうか。

    ・突入電流は、定格上限を超える電流が流れる時間によって場合分けを行う
    1)msec単位以下:(定格電流を超過していても十分短いので)問題ない
    2)msec単位以上~秒単位以下:どちらとも言えない(NGと考えたほうが良い)
    3)秒単位以上:故障の原因となるためNG

    ・GPIOの負荷容量が100 pF、負荷容量の放電経路の抵抗成分が1 Ohmであれば時定数は100 psである。
    H->Lに切り替わった時に定格上限を超える電流が流れる時間は明らかに1)msec単位以下となるため、
    制限抵抗は不要である。

    #16108 返信
    Ge
    Ge
    従業員

    ご連絡ありがとうございます。

    ・突入電流は、定格上限を超える電流が流れる時間によって場合分けを行う
    1)msec単位以下:(定格電流を超過していても十分短いので)問題ない
    2)msec単位以上~秒単位以下:どちらとも言えない(NGと考えたほうが良い)
    3)秒単位以上:故障の原因となるためNG

    上記の通りと考えます。

    ・GPIOの負荷容量が100 pF、負荷容量の放電経路の抵抗成分が1 Ohmであれば時定数は100 psである。
    H->Lに切り替わった時に定格上限を超える電流が流れる時間は明らかに1)msec単位以下となるため、
    制限抵抗は不要である。

    ご認識のとおりです。msec以上の時間にならなければ問題ないと考えます。

    以上、よろしくお願いいたします。

    #16141 返信

    ET
    参加者

    上記ご回答くださりありがとうございました。

    GPIOピンを出力設定した場合の電流上限が5.6 Electrical Characteristics Ioh/Ioにかかれているかと思います。
    これは、下記1),2)のうちどちらの解釈が正しいのでしょうか。

    1) 出力しようとしても内部抵抗のためにこの電流上限までしかだせない
    2) 出力しようとすれば上限以上の電流を出せてしまうが、故障の原因になるため、この電流上限までにとどめてほしい

    1)が正しければ、制限抵抗を入れなくとも問題ないと考えています。
    2)が正しければ、必要に応じて制限抵抗を入れれば良いと考えています。

    #16145 返信
    Ge
    Ge
    従業員

    ご連絡ありがとうございます。

    2)となります。
    IOH/IOLはそれぞれ、出力端子が流すことのできる電流の上限値を表しておりますので、これ以上の電流が流れないように設計頂く必要がございます。

    以上、よろしくお願いいたします。

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