ホーム › フォーラム › Texas Instruments › データコンバーター › ADS1260のノーマルモードノイズ除去について このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。3 年、 4 ヶ月前に 4ug さんが最後の更新を行いました。 2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中) 投稿者 投稿 2021年7月13日 1:20 PM #16746 返信 guest ADS1260のノーマルモードノイズ除去について ご担当者 様 お世話になっております。 主題の件ですが、ADS1260を【50SPS_Sinc1】【60SPS_Sinc1】のデータレートとフィルタで使用して50Hzと60Hzのノーマルモードノイズを除去したいのですが、内蔵クロックを使用した場合、内蔵クロックの精度はデータシートより±2%のため除去できる周波数も最大±2%ずれることになるのでしょうか? (50Hzの場合、49Hz~51Hz、60Hzの場合58.8Hz~61.2Hz) また、仮により高い精度で50Hz、60Hzを除去する場合、精度と温度ドリフトの特性が良い外部クロックを使用するということになるのでしょうか? 以上、ご回答よろしくお願い致します。 2021年7月13日 5:06 PM #16749 解決済み提案を取消 | 返信 4ug従業員 ご質問頂きまして、ありがとうございます。 ■ご質問1■ 主題の件ですが、ADS1260を【50SPS_Sinc1】【60SPS_Sinc1】のデータレートとフィルタで使用して50Hzと60Hzのノーマルモードノイズを除去したいのですが、 内蔵クロックを使用した場合、内蔵クロックの精度はデータシートより±2%のため除去できる周波数も最大±2%ずれることになるのでしょうか?(50Hzの場合、49Hz~51Hz、60Hzの場合58.8Hz~61.2Hz) ■回答1■ ご周知の通り、デバイスの積算フィルタの積分期間を電源ノイズの周期に合わせることで、電源ノイズを打ち消すことができます 電源ノイズは正弦波で、一周期積算すれば答えは0になります。しかしながら、On Chipの発振器の精度が+/-2%を考慮します 電源周波数の誤差は0%と言えます。正弦波の1周期+2%ないし-2%積分すると、誤差が生じます。この誤差がご指摘のノイズになります 加えてADCのデータレートはクロック周波数に比例してスケーリングします。したがって、フィルターのノッチも比例してスケーリングします ■ご質問2■ また、仮により高い精度で50Hz、60Hzを除去する場合、精度と温度ドリフトの特性が良い外部クロックを使用するということになるのでしょうか? ■回答2■ はい仰せの通りです。クロック周波数の許容誤差を改善するには、外付け水晶振動子または水晶発振器を使用してADCクロックを提供いただければ幸いです 周波数誤差をもっと小さくすれば、電源ノイズに起因するノイズの影響はTable7より小さく出来ると考えます。 以上、宜しくお願い致します。 投稿者 投稿 2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中)