ホーム フォーラム Texas Instruments 電源IC UCC28180のVSENSE抵抗について

このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。2 年、 6 ヶ月前 Polnaref さんが最後の更新を行いました。

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  • #18085 返信

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    UCC28180のVSENSE抵抗について

    データシート上、UCC28180のVSENSE抵抗は1MΩ程度推奨とありますが、待機電力改善のため3MΩ程度にしたいです。

    実動作に何か問題があるのでしょうか?

    また、抵抗の上限値を確認する方法を教えて下さい。

    #18087 解決済み提案を取消 | 返信

    Polnaref
    従業員

    御問合せ頂きまして有難う御座います。

    VSENSE端子内にはエラーアンプがあり、エラーアンプには40uA(typ)の電流を流入させる必要があります。

    VSENSE抵抗を大きくした場合、抵抗を導通する電流とVSENSEに流れ込む電流の「比率」が大きくなるため、出力電圧が設計時に想定した値より高くなります。

    抵抗を導通する電流は、VSENSEに流れ込む電流よりも、十分に大きい値にする必要が御座います。

    また、VSENSE抵抗を大きくすることで、電圧ループのインピーダンスが高くなり、ノイズ(EMS)耐性の低下、ノイズによる誤動作が懸念されます。

    ノイズ耐性の維持のため、VSENSE端子にセラコンを配置することも可能ですが、応答性が悪化するため、大きな値のセラコンを使用することは推奨いたしかねます。

    従いまして、VSENSE抵抗は1MΩ程度として頂きたく存じます。

    以上、設計の一助となれば幸いで御座います。

    Polnaref

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