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Ge さんが最後の更新を行いました。
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TMS320F28004xのPOR閾値電圧について
デバイス型番:TMS320F280049TMS320F28004xのPORの閾値電圧は何Vでしょうか?
PORは以下の資料に記載のように、BOR閾値を超えるまでデバイスをリセット状態に保持すると記載がございます。
参考資料:TMS320F28004x Piccolo™マイクロコントローラ データシート
http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/tms320f280049.pdf
(69page) Power-On Reset (POR)When the voltage crosses the POR threshold, the internal brownout-reset
(BOR) circuit takes control and holds the device in reset until the voltage crosses the BOR threshold (for
internal BOR details, see 5.8.1.5).このBOR閾値は同資料の64pageに記載されており、2.81V(min)~3.0V(max)となっております。
BOR閾値については記載がありますが、POR閾値の値については記載が無いように思います。
PORはBOR閾値で動作いたしますので、ご連絡させていただいた電圧値と同義となります。
「電源電圧がPOR閾値を超えると、BOR回路が動作してBOR閾値を超えるまでデバイスをリセット状態に維持する」
とありますのでPOR閾値とBOR閾値に差があるように思うのですが、実際には同じ値ということでよろしいでしょうか?
この場合、BORをdisableにした場合も同じ電圧でPORが動作すると考えて問題ないでしょうか?
表5.4 Recommended Operating ConditionsによるとBORがdisableの時のVDDIOの最小値は2.8Vとなっていますが
BORと同じ閾値でPORが動作するならば、BORがenableの場合とdisableとの場合のVDDIOの範囲は同じになると
考えられますが、この考えは間違っていますか?
また、PORが動作終了するのはPOR閾値(=BOR閾値)となりますが、PORが動作開始する電圧は何Vでしょうか?
よろしくお願いいたします。
説明不足となり申し訳ございません。
まず、PORはBORよりも低い電圧になりますが明確な値については公開されておりません。
参考情報:https://e2e.ti.com/support/microcontrollers/c2000/f/171/t/630274?TMS320F280049M-internal-POR-not-used-on-ControlCard
BORがEnableの場合には、電源電圧がPORを超えるまではPORがリセット状態を保ち、POR閾値を超えた後は、BOR回路がリセットを保持します。その後、電源電圧がBOR閾値を超えるとリセット解除されるため、電源投入後にリセットを解除する電圧値はBORの閾値となります。
BORがDisableの場合には、上記のBORの動作部分は外部のResetICなどで制御する必要がございます。ただしPORについては無効化できません。
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