ホーム › フォーラム › Texas Instruments › 電源IC › LMR14030の保護機能について このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 5 ヶ月前に FUKU さんが最後の更新を行いました。 2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中) 投稿者 投稿 2018年6月14日 12:13 PM #2077 返信 KATANA参加者 LMR14030の保護機能について デバイス型番:LMR14030 LMR14030の保護機能について教えてください データシートを見ますと Featuresに Thermal, Overvoltage and Short Protection と記載されています この中の Short Protection のShort検出方法と 検出時の動作(挙動)について 教えていただけないでしょうか? 2018年6月20日 12:05 PM #2147 返信 FUKU従業員 KATANA-san お問合せありがとうございます。次の御質問内容にお答え致します。 ○御質問内容 「LMR14030」のShort Protection のShort検出方法と 検出時の動作(挙動)について ○回答コメント ・インダクタ電流は、内蔵ハイサイド・MOSFETで検出されております。 ・インダクタ電流 ILは、内蔵ハイサイド・MOSFETのON状態でのドレイン-ソース間電圧Vdsを差動アンプで検出し、 FETのON抵抗 Rds(on) から、IL = Vds / Rds(on) で求められ、内部で過電流制限、ショート保護に活用されております。 ・過電流制限及び出力ショート検出時の動作(挙動)は次の通りです。 (8.3.9 Over Current and Short Circuit Protection の項の簡易和訳です。) ・LMR14030は、ハイサイドMOSFETのピーク電流に対するサイクルごとの電流制限によって過電流状態から保護されています。 ハイサイドMOSFETの過電流保護は、ピーク電流モード制御の性質によって実現されます。 ハイサイドのスイッチ電流は、スイッチング・サイクルごとにエラーアンプ(EA)からスロープ補償を差し引いた出力と比較されま す。 ・詳細は機能ブロック図を参照してください。 ・ハイサイドスイッチのピーク電流は、一定のクランプされた最大ピーク電流スレッショルドによって制限されます。 したがって、ハイサイドスイッチのピーク電流制限はスロープ補償の影響を受けず、フルデューティサイクル範囲で一定のままで す。 ・また、LMR14030は過酷な過電流または短絡状態でコンバータを保護するために周波数フォールドバックを実装しています。 FBピンの電圧がVREFの75%、50%、25%に低下すると、発振器の周波数は2,4、および8で除算されます。 周波数フォールドバックは、スイッチングサイクルの期間を長くすることによってオフ時間を増加させ、 その結果、インダクタ電流が減少する時間が長くなり、平均インダクタ電流が低下します。 周波数が低いほど、スイッチング損失も低くなります。 周波数のフォールドバックにより消費電力が低減され、過熱やデバイスの損傷を防ぐことができます。 以上 投稿者 投稿 2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中)