ホーム フォーラム Texas Instruments 電源IC TPS62135の製品について

このトピックには3件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 4 ヶ月前forest forest さんが最後の更新を行いました。

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    投稿
  • #2496 返信

    futo
    参加者

    TPS62135の製品について

    デバイス型番:TPS62135

    ・TPS62135を温度環境がー20~70℃で使用したとき、リップル電圧の変動と
     入出力電圧の変換効率はどのように変化するかご教授ください。
     計算方法などありましたら、併せてご教授ください。

    以上です。宜しくお願い致します。

    #2497 返信
    forest
    forest
    従業員

    futo様

    ご投稿ありがとうございます。

    差し支えなければ、ご所望の電源仕様について教えていただけませんか?

    入力電圧範囲:
    設定出力電圧:
    想定出力電流:
    想定環境温度:-20℃~70℃

    上記のようにお応えいただけると検討しやすいです。

    ご連絡お待ちしております。
    forest

    #2498 返信

    futo
    参加者

    ご連絡ありがとうございます。
    仕様を記載します。

    入力電圧範囲:6~12V
    設定出力電圧:5V
    想定出力電流:10mA~1A
    想定環境温度:-20℃~70℃
    突入電流は2A程度を想定しております。

    お手数ですが、ご確認のほどお願いいたします。

    以上、よろしくお願いします。

    #2507 返信
    forest
    forest
    従業員

    futo様

    ご返信ありがとうございます。
    本件、回答させていただきます。

    今回、使用される温度範囲が広範囲温度変化によって大きく特性が変わると思われる周辺部品として、電源IC、インダクタ、コンデンサがございます。以下にその影響について述べますので、ご参考までにご確認ください。
    よって、ご依頼されておりますリップル電圧や効率については、これらが大きく影響を及ぼすとご理解ください。

    電源IC
    温度特性として、内部のFETのオン抵抗が変動します。基本的には温度の上昇に伴ってオン抵抗は上昇していきますので、考慮することが必要になります。ただし、TPs62135のデータシートには記載がございませんでしたので、改めて確認致します。

    インダクタ
    基本的にインダクタを選定するときには、インダクタ値のばらつきがなるべく小さいものを選定するのが理想ですが、インダクタの温度ばらつきが小さく安定したものを使用することで、その変動値は抑えることが可能になります。

    また、今回出力電流値が10mA程度の状態もあるとのことですので、直流抵抗成分が低いものを使用することで軽負荷時の効率への寄与が考えられます。

    コンデンサ
    コンデンサの種類によっては、温度の変動によっては特性を大きく損なうレベルの製品もありますので、その特性についての選択は注意いただければと考えます。

    コンデンサの容量によって、リップル成分が取り切れず、出力されてしまうことになりますので、温度特性を重視いただければと思います。

    なお、効率計算をされるということであれば、TI社にて公開されている下記の資料が役立つと考えますので、一読いただければと思います。

    効率の計算

    ご不明な点がございましたらご連絡くださいますようお願いします。
    forest

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