ホーム フォーラム Texas Instruments スイッチ、ロジック SN74CBT3251 入力最大定格について

このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 4 ヶ月前William William さんが最後の更新を行いました。

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  • #2500 返信

    HIGA
    従業員

    SN74CBT3251 入力最大定格について

    デバイス型番:SN74CBT3251

    SN74CBT3251の入力が、最大定格-0.5Vを約1nsec超えるのは
    デバイスとして実質許容される量でしょうか?
    波形を添付します。

    #2525 返信
    William
    William
    従業員

     HIGA様

     お問い合わせいただきありがとうございます。
    本件について以下のように回答させていただきます。

     経験的な意見になりますが、許容される量と考えます。

     -0.5Vが規定されている理由は、端子の電圧がマイナスに下がると端子-GND間にあるESD保護ダイオード(GND側がアノード)を通じて電流が流れ、ダイオードが発熱して熱で壊れてしまうのを防ぐためです。いただいたマイナスに下がる電圧(約-0.863V)と時間(約60ns周期の中の1ns)程度であれば、経験的には許容される量と考えます。
     
     このマイナス電圧が発生する原因としては、B4端子から先の部品につながるPCBパターン(あるいは配線)が持っているインダクタンス成分ですので、もしPCBパターン変更が可能であれば、配線の長さを短くすることや真っ直ぐにすることで、インダクタンス値を小さくなり、マイナスになる電圧や時間が短く出来ると思います。

     あと、このマイナスになる電圧や時間は、SN74CBT3251のスイッチングスピードでも変化し、スピードが速くなると大きくなります。またこのスイッチングスピードは、電源電圧が高く、温度が低いときに早くなりますので、その条件でも大きく変わらないことを確認されるのをお勧めいたします。

     以上、何卒よろしくお願いいたします。

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