ホーム フォーラム Texas Instruments その他 TPD1E04U04に関しまして

このトピックには4件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 3 ヶ月前forest forest さんが最後の更新を行いました。

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  • #2774 返信

    OZSHG1231
    参加者

    TPD1E04U04に関しまして

    デバイス型番:TPD1E04U04

    現在、3.3Vの電源ラインに本デバイスを検討しておりますが、下記内容に関してご教授頂けますでしょうか。

    ◇問い合わせ内容①
    3.3Vの電源ラインへは使用可能でしょうか。

    ◇問い合わせ内容②
    データシーP5の6.6 Electrical Characteristicsにある
    下記2項目に関してそれぞれ電圧範囲が規定されておりますが、
    どのように捉えればよろしいでしょうか。

    -Reverse stand-off voltage
    -Breakdown voltage, IO pin to GND

    ※例えば、Reverse stand-off voltageはMAX 3.6vとありますが、
    3.6Vまで達して初めてStand-offするのでしょうか。

    http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/tpd1e04u04.pdf

    ◇問い合わせ内容③
    マイナス0.3Vまで電圧が振れるのですが、マイナス側も保護は可能でしょうか。

    お手数おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

    #2836 返信
    forest
    forest
    従業員

    ◇問い合わせ内容①
    3.3Vの電源ラインへは使用可能でしょうか。
    →3.3Vラインへの仕様は可能です。

    ◇問い合わせ内容②
    データシーP5の6.6 Electrical Characteristicsにある
    下記2項目に関してそれぞれ電圧範囲が規定されておりますが、
    どのように捉えればよろしいでしょうか。

    -Reverse stand-off voltage
    →デバイスがブレークダウンを起こす直前の電圧であり、使用するにあたりこの電圧の範囲内で使用するようになります。
    -Breakdown voltage, IO pin to GND
    →ブレークダウンを起こす電圧となります。

    ◇問い合わせ内容③
    マイナス0.3Vまで電圧が振れるのですが、マイナス側も保護は可能でしょうか。
    →本デバイスはVIOの電圧範囲が0-3.6Vとなっておりますので、マイナス側の保護の推奨はしておりません。

    つきましては、下記製品を提案させていただきます。
    TPD1E01B04
    http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/tpd1e01b04.pdf

    ご不明な点がございましたらご連絡ください。
    forest

    #2867 返信

    OZSHG1231
    参加者

    本件、ご回答頂きましてありがとうございます。
    再度、下記にてご教授願えますでしょうか。
     ①、②について
     今回、3.3V通信ラインに使用を検討しています。(TI 製マイコン MSP430G2955です)
     Vcc 3.3V のため、デバイスのI/O定格範囲は、-0.3V~3.6Vとなります。(使用範囲は、0~3.3V)

     Vrwm 3.6V で、3.3Vライン保護としては問題無いとのことですが、データシートP6. Figure1、Figure3 をみると、
     保護したいデバイスにも 3.6V を超える電圧がかかってしまう、ということになるかと思います。
     静電放電は、電圧は高くてもエネルギー量が少なく極短時間で消費されるので、
    TVSを入れることで、そちらでの消費が大きくなり、マイコンポートには大きな負荷がかからない、
     といった認識でよいでしょうか?
     それとも、TVSを入れた後段に、さらにダンバー抵抗などを設けた方がよいのでしょうか?

     ③について
     ご紹介いただいた、双方向の TVS のデータシートを拝見いたしました。
     TPD1E04U04 P6. Figure2、Figure4 と、TPD1E01B04 P6. Figure2、Figure4 を比べると、
     単方向の TPD1E04U04 の方が、マイナスサージに対し、0V に近い電圧で動作しており、
     今回のマイコンに対しての保護レベルは高いように見受けられます。
     (P9. Block Diagram における、GND→I/O のダイオードが効いているのかと思います)

     単方向タイプでも、データシートでマイナスサージの特性表が載っているので、
    マイナスサージも保護出来るのではと思いますが、
     双方向の TPD1E01B04 にした方が保護として好ましいのでしょうか?

    #2901 返信

    OZSHG1231
    参加者

    本件、ご状況いかがでしょうか。

    恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

    #2908 返信
    forest
    forest
    従業員

    OZSHG1231様

    返信が遅くなり申し訳ございません。
    まず、本デバイスはESD保護を目的としておりますので、通常使用する電圧範囲(0-3.3V)の中にESDによるサージ電圧を収めることは難しいと考えます。
    ESD保護ICを使用する目的としては、8kVなどのESDが印加された場合に、後段のデバイスにESDによるサージ電圧を低減させることを目的としておりますので使用電圧範囲内に収めるようには出来ておりません。

    TPD1E04U04を使用した場合のVrms 3.6Vについては、3.6Vまでデバイスに流れる電流が10nA以下と明記しておりますので、0-3.3Vの信号ライン上で使用した場合でもリークを防ぐことは可能です。

    また、ESDレベルについてもマイコン側がどの程度のESD耐性があるかわかりませんので、別途確認が必要になりますが、お客様の商品価値の向上を目的にESD耐性を引き上げる目的で本デバイスを使用いたします。
    つまり、信号レベルでの過電圧を低減する目的での使用を目的としているわけではありませんので、ESDと過電圧を切り離してお考えください。

    信号レベルにおいてマイコン側の信号の絶対最大定格が-0.3Vまでとしているので、そのようなお考えかと思いますが、対ESD保護を主目的としている本デバイスではその限りではございません。

    以上、よろしくおねがいします。
    forest

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