ホーム › フォーラム › Texas Instruments › 電源IC › BQ24297の電流制限と充電時リップル電流波形について
このトピックには5件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 4 ヶ月前に telekinesis さんが最後の更新を行いました。
-
投稿者投稿
-
BQ24297の電流制限と充電時リップル電流波形について
デバイス型番:BQ24294TI製BQ24297の充電時電流制限およびリップル電流込みの充電波形についてお伺いします。
現在、ソフトウェア上でVbus制限900mAかつ充電電流制限768mAを掛け
DCP充電器にて充電電流量の確認を行っているのですが、
簡易テスターでDC電流を測ったところ、
Vbus700mA,充電電流650mAと表示されました。
また、電流プローブを用いて波形を確認したところ
添付した図のように
USB電源:平均は約800mA、波形のpeak to peakは約250mA、最大は約930mA
Vbat充電電流:平均は約680mA、波形のpeak to peakは約200mA、最大は約782mA
と出ていました。ここで伺いたいのですが、この電流およびリップルの波形振幅は正しいものなのでしょうか。
データシートには
Usually inductor ripple is designed in the range of (20 – 40%) maximum charging current
とあり、計算上はリップルが151~302mA程度発生すると思いますが、
充電制限電流値768mAに対し、充電電流+リップル電流により
上限が約768mA、DC成分約680mA振幅を持つ充電電流波形が生成、Vbusの電流にも影響を与えているという認識で合っておりますでしょうか。DC充電電流への影響も大きく、仕様に関わってくる所ですのでご確認をお願いします。
また、補足として
バッテリー給電時のシステム使用電流を記載します。
平均が68mAに対し、負荷側の変動によりpeak to peakは85.6mAです。宜しくお願いします。
Attachments:
*件名の型番が誤っていましたのでbq24297に変更させて頂きました。
お世話になります。
波形を拝見させて頂きましたが、少々違和感を感じましたので評価ボードで実測確認致しました。
周辺部品定数は評価ボードのデフォルト値のままで、実際にバッテリーを接続して動作させました。
動作条件は以下の通りです。入力電圧:5V
システム電流:無負荷(オープン)
入力電流制限:900mA
充電電流設定:768mA結果としましては、インダクタ電流は周期的なリップル電流となり、
入力電流及びバッテリー電流はほぼDC電流となりました。
このような電流波形があるべき姿であると考えます。回路定数、PCBレイアウト、測定環境等を改めて見直して頂きたく存じます。
以上
宜しくお願い致します。Attachments:
返信が遅れ、申し訳ございません。
回路の修正をしたところ、リップル電流は90mA程度にまで改善いたしました。
また、別に確認したいのですが
本ICについて、PWM制御がPFM制御に変更される条件について、教えていただきますでしょうか。お世話になります。
PFMとPWMの切り替わりのしきい値は規定されていない為あくまでも参考情報となりますが、
実機にて確認した結果は以下の通りです。[確認結果]
PFM ⇒ PWM : 520mA程度
PWM ⇒ PFM : 200mA程度[条件]
入力電圧:5.0V
バッテリー電圧:4.0V
BATFETオフで充電未実施以上
よろしくお願いいたします。お世話になっております。
制御変更条件のご調査ありがとうございます。
PWMとPFM変更条件について、承知いたしました。最後にもう一点伺いたいのですが、本ICのVsys_minについて
充電時はNVDCが働きVsysは設定電圧以下に成らないようコントロールしていると思いますが
放電時についてはバッテリーがVsys_min以下になると、バッテリーからシステムへの供給を止めるという機能はあるのでしょうか?お手数ですが、ご確認をお願いします。
お世話になります。
Vsys_minは放電中には無効となります。
VBUS未接続でバッテリー動作を行っている際は、
VBAT_DPLのしきい値までバッテリー電圧が低下すると
bq24297内部のBATFETがオフとなりバッテリーとシステムは切り離されます。以上
宜しくお願い致します。お早いご返答ありがとうございます。
上記、承知いたしました。
ご協力ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い致します。
-
投稿者投稿