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バス制御端子について
デバイス型番:TMS320F28377Sバス制御端子について質問させて頂きます。
バス制御端子の内、RNW(read not write)とOE(output enable)は
意識的にどの様に使い分けを行えば宜しいでしょうか?また、WEを含めバス制御端子は同時に動作可能でしょうか?
他のデバイスにてロジックを組んで16bitバスのUB,LB信号を
生成しようと考えております。RNWは、通常時High(Read)が出力されており、Writeアクセス時にCS(Chip Select)と同じタイミングでLowアクティブとなる信号になります。
OEは、Readサイクル内でアドレスを確定させてデータバスを読み込める状態になったときにアクティブになる信号になります。詳しくは、Technical Reference ManualのFigure 24-11.などのタイミングチャートをご参考にしていただければと思います。各信号の制御タイミングにつきましても、上記と同様にデータシートやTechnical Reference Manualに記載されておりますので、ご確認ください。
EMIF機能につきましては、ガイドライン資料(Design and Usage Guidelines for the C2000™ External Memory Interface (EMIF))が用意されております。こちらも合わせてご一読いただけますでしょうか。
なお、TMS320F28377SではCPU自体が基本的に16bitでのアクセスになります。8bitアクセスは行われませんので、16bitバスメモリにあるUB(Upper Byte)やLB(Lower Byte)信号は基本的に使用されません。
御回答ありがとうございます。
基本的16bitアクセスとなるとのことですが、
UBとLB信号入力があるSRAMを接続する場合は
UB,LBの状態を固定させてWEやOEにて
制御したら良いでしょうか?はい、ご認識の通り、メモリ側でUBおよびUL信号が非アクティブとなるようにプルアップまたはプルダウンで固定させてください。
TMS320F28377Sでは8bitアクセスが不可ということについて何を参照すれば明らかでしょうか?
ガイドライン資料(Design and Usage Guidelines for the C2000™ External Memory Interface (EMIF))でも
8bitアクセス不可という記載を見つけることができません。8bitアクセスができないことを直接的に記載されている資料はありませんが、TMS320F28377SのCPUコア(C28xコア)は32bitのデータアドレスにより4Gword(1word=16bit)のアドレス空間にアクセスすることが、TMS320C28x CPU and Instruction Set Reference Guide (SPRU430)のp.16「1.3 Memory Map」に記載されております。
The C28x uses 32-bit data addresses and 22-bit program addresses. This allows for a total address reach of 4G words (1 word = 16 bits) in data space and 4M words in program space.
つまり、CPU自体が16bit単位でしかメモリにアクセス出来ないことを示しております。
EMIFのガイドライン資料では、p.7の「Table 5. EMIF Signal Substitutes」DQMxの項に、
Dynamic control of the byte enable signals is not required for 16-bit memories because the C28x is 16-bit word addressable.
とC28xコアが16bitワードでアクセスであることを示しております。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
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