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このトピックには4件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 11 ヶ月前に K2 さんが最後の更新を行いました。
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I2C通信の長距離伝送化に関して
デバイス型番:P82B96長距離のI2C通信に関して質問があります。
現在検討中のセンサIC(I2C出力)を、メイン基板から離して設置したいと考えています。(距離は3~5m程度)
使用用途としては、安全性の確保が必要な装置に対し、監視を行うためで、センサ付近にICは搭載したいのですが
判定するためのメイン基板は離したいです。I2Cの長距離通信に関して検索したところ、TI社I2Cバッファ(型番:P82B96)で、少なくとも20mにわたって400kHz
のファーストI2Cバス動作という記載を見つけました。上記ICを含めたI2Cの長距離通信を可能とするデバイスで下記についてご教示の程よろしくお願いいたします。
1.安全性が必要な分野へ適用された実績などご存知でしょうか?
2.該当デバイスが故障した場合の故障モードはどういったものがあるでしょうか?(検出は可能ですか?)
3.長距離伝送の為パワーが必要になると思いますが、必要となる電力(電圧、電流)はどの程度考慮する必要がありますか?
4.どのようなケーブルを使用すべきですか?ケーブルに対し注意すべき点はありますか?
5.その他、長距離伝送に対し、考慮すべき点はどういった事があるでしょうか?お手数ですがご回答の程よろしくお願い申し上げます。
K2様
ご投稿頂きました件、以下回答致します。
1.安全性が必要な分野へ適用された実績などご存知でしょうか?
【回答】
安全性が必要な分野がどのような分野をお考えか不明ですが、産業分野への適用実績もございます。2.該当デバイスが故障した場合の故障モードはどういったものがあるでしょうか?(検出は可能ですか?)
【回答】
故障検出する機能はございません。故障の箇所にもよりますが、出力がされないことや
正常動作しない(通信エラーとなる)ことが想定されます。3.長距離伝送の為パワーが必要になると思いますが、必要となる電力(電圧、電流)はどの程度考慮する必要がありますか?
【回答】
データシートp.17 (10.2.1.2 Detailed Design Procedure)を参照下さい。4.どのようなケーブルを使用すべきですか?ケーブルに対し注意すべき点はありますか?
【回答】
インピーダンスを100-200Ωを満たせるケーブルをご使用下さい。
また、ツイストケーブルを推奨致します。5.その他、長距離伝送に対し、考慮すべき点はどういった事があるでしょうか?
【回答】
配線長が長いとノイズの影響を受けやすくなります、シールドされたケーブル等ご使用頂くのも
ノイズ対策の一つと考えます。
また、配線が長いことでインダクタンスが大きくなり、インダクティブキックバックにより
マイナス電圧が発生し、絶対最大定格の-0.3Vを下回る可能性もあります。
保護対策として、データシートp.17 (10.2.1 Driving Ribbon or Flat Telephone Cables)
ショットキーダイオードのご使用をお願いします。以上、宜しくお願い致します。
KJKJ様
ご回答ありがとうございます。
主に聞きたかった点に関しては、クリアになりました。
機能面に関し、他に質問が生まれましたら、また質問させていただきます。デバイスに関しては、今回P82B96を代表として挙げましたが、P82B96以外に
同様の機能を有するデバイスはありますでしょうか?
ありましたら型番と違いに関してもご教示頂けますと幸いです。以上
よろしくお願いいたします。KJ様
ご回答ありがとうございます。
頂いた情報を元に検討させていただきます。 -
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