このトピックには5件の返信が含まれ、3人の参加者がいます。5 年、 7 ヶ月前クライフ クライフ さんが最後の更新を行いました。

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  • #4580 返信

    dengensekkeiGT
    参加者

    BSL Password

    デバイス型番:MSP430FR2155TDBT

    BSLパスワードの設定方法について、添付資料の色付け箇所を参考にすれば良いでしょうか?
    記述について、どこに記述するのが適当かも知りたいです。
    もし添付資料以外にパスワード設定について参考になる資料があれば教えてください。

    #4597 返信
    Yojiro
    Yojiro
    従業員

    ご指摘の記述につきましては、パスワードの設定ではなく、BSLのカスタマイズを行うための領域設定および情報の設定方法になります。
    カスタマイズできる内容としては、
    ・パスワード不一致時にRAMを消去する/しないの設定
    ・BSLの通信I/Fの設定(I2C or UART)
    (ただし、FR2155ではUARTのみの対応になります。I2C-Onlyを設定されますと誤動作の原因となります。)
    ・通信I/FがI2Cのときのデバイスアドレス
    になります。

    パスワードにつきましては、割り込みベクタの32バイトが固定的に使用されます。
    初回書き込み時は、割り込みベクタは未書き込みですので、全データが0xFFとなります。
    2回目以降は、書き込み済みのファームウェアの0xFFE0~0xFFFFの内容がパスワードとなります。
    従いまして、BSLでファームウェアの更新を行う際には、ファームウェアの0xFFE0~0xFFFFの値を保存しておく必要があります。

    上記の内容につきましては、BSL User’s Guide(SLAU550)にて、以下のように記載されておりますので、ご確認ください。

    ・1. Introduction
    The BSL password is equal to the content of Interrupt Vector table on the device.
    ・4.1.5.2 RX Password
    The BSL core receives the password contained in the packet and unlocks the BSL protected commands if the password matches the top 16 words in the BSL interrupt vector table (located between addresses 0xFFE0 and 0xFFFF).

     

    ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

    #5255 返信

    dengensekkeiGT
    参加者

    BSL(UART通信)でファームウェアの更新をする予定はありません。おこないたいことは下記になります。

    ・ツールMSP-FETとUNIFLASHを用いて、マイコンファームウェアおよびFRAM内容を消去(ERASE)
    ・ツールMSP-FETとUNIFLASHを用いて、書き込み用HEXファイルをマイコンへ書き込む
     (ファームウェアの0xFFE0~0xFFFFの内容がパスワードとなり、パスワードなしでは読み出し不可となる)

    0xFFE0~0xFFFFをデフォルトFFから〇〇に変えるという内容をHEXファイルに組み込めれば、
    実施できると思っておりますがその方法がわかりません。

    よろしくお願い致します。

    #5284 返信
    クライフ
    クライフ
    従業員

    dengensekkeiGT様

    BSLのパスワード(0xFFE0-0xFFFF)は割り込みベクタテーブルの領域であり、CCSのプロジェクトをビルドすると、FF以外の値を格納するようコンパイラによって自動的に追加されます。
    そのため、FF以外の何かしらの値をBSLのパスワード(0xFFE0-0xFFFF)として格納することはユーザーで特に設定する必要はございません。

    また、TI E2Eフォーラムで参考になるスレッドがございますので、合わせてご参考にしてください。

    TI E2E – MSP430 custom BSL password

    以上、よろしくお願いいたします。
    Cruijff

    #5285 返信

    dengensekkeiGT
    参加者

    御回答ありがとうございます。
    BSLパスワードが任意に設定できない旨わかりました。
    行ないたい事は下記になります。
    ・マイコンを書き込み検査出荷後、客先以外の同業者にプログラム内部を読み出されないように
    セキュリティーを掛けたい。

    添付資料のサインを設定すれば可能でしょうか?
    しかしこのサイン設定アドレスもFF80~であり任意には不可能でしょうか。

    #5297 返信
    クライフ
    クライフ
    従業員

    dengensekkeiGT様

    プログラム内部を読み出されないようセキュリティをかけたい、
    ということですが、JTAG/SBW、およびBSLをヒューズする方法はいかがでしょうか。

    添付いただいた資料のJTAG/SBW Signature(0xFF80-0x88F3)とBSL Signature(0xFF84-0xFF87)に任意の値を格納することで、それぞれJTAGロックとBSLパスワード保護を有効にすることが可能です。
    それぞれのヒューズにつきましては、MSP430のUser’s Guideに記載がございますので、こちらをご確認ください。

    MSP430FR4xx and MSP430FR2xx Family User’s Guide (Rev. H)

    また、CCSではこれらのシグネーチャーはリンカコマンドファイルにて、デフォルト”fill=0xFFFF”で設定されております。これらはビルド前にリンカコマンドファイル上の値を変更することで、ビルド後のmapファイルで変更した値で設定されます。
    合わせてご参考にしていただければと思います。

    以上、よろしくお願いいたします。
    Cruijff

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