ホーム › フォーラム › Texas Instruments › オーディオ › DAC出力の測定方法について このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 9 ヶ月前に Z77 さんが最後の更新を行いました。 2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中) 投稿者 投稿 2018年1月30日 9:11 AM #538 返信 QT従業員 DAC出力の測定方法について ※本トピックはQAの参考として富士エレクトロニクスが投稿しています。 DAC出力の測定方法についてご教示ください。 オーディオDACを使用したボードを製作し、その特性をオーディオアナライザーで測定したところ、データシートに記載された特性よりも悪い値でした。 測定方法として気をつけるべき点がございましたらご教示ください。 以上、よろしくお願い致します。 QT 2018年1月31日 9:50 AM #559 返信 Z77従業員 回路や基板の設計に問題が無いのにオーディオ特性の測定値が悪い場合、測定系に問題がある可能性があります。まずはその切り分けをしてください。 オーディオ用DACの特性は可聴帯域内で規定されていますが、現実のオーディオDACはΔΣに起因する帯域外ノイズを持っており、これが測定値を悪化させます。この帯域外ノイズを除去するには、カットオフ周波数20kHzの急峻なLPF使用します。これにより可聴帯域外の信号が除去されるため、測定系(オーディオアナライザー)はオーディオ帯域内の測定のみを行えます。 最近のオーディオアナライザーは「20kHz」や「AES-17」などのデジタルオーディオ測定用の急峻なLPFを持っています。このLPFをOnにすれば、20kHz以上の信号が減衰するため、正確な測定を行えます。もし、このLPFを有効にしても測定値が悪い場合には、回路や基板を疑ってください。 お手持ちのオーディオアナライザーに20kHzのLPFが無い場合は、測定器のメーカーに相談し、Filter Optionを追加してもらってください。古い測定器の場合、内蔵Optionが無い場合もあります。その時は、外付のフィルターを使用してください。また、標準で付いている30kHzや80kHzのLPF(但し3次程度の特性なので20kHz以上のノイズを完全には除去できない)を有効にすれば、測定値が若干改善する場合もあります。 投稿者 投稿 2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中)