ホーム フォーラム Texas Instruments 電源IC LM2662について

このトピックには1件の返信が含まれ、1人の参加者がいます。5 年、 7 ヶ月前 sonodera さんが最後の更新を行いました。

3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #5539 返信

    sonodera
    参加者

    LM2662について

    デバイス型番:LM2662

    LM2662を添付回路図のように3.3V入力、-3.3V出力で使用しようと思っております。
    データシートで確認できんなかったのですが、出力過負荷時の保護機能はあるのでしょうか?
    ある場合、保護機能の動作を教えてください。
    無い場合、どのような現象が起こるか教えてください。
    また最悪の場合、出力短絡/開放に陥るとすれば、どちらでしょうか?

    #5559 返信
    FUKU
    FUKU
    従業員

    「LM2662」に関するお問合せを頂き、誠にありがとうございます。

    ご認識されております通り、「LM2662」の次のデータシートには、出力過負荷時の保護機能の記述がございません。
    ◎データシート資料:http://www.ti.com/lit/ds/snvs002e/snvs002e.pdf
    したがって、「LM2662」に出力過負荷時の保護機能は搭載されていないと考えられます。
    では、次の場合、どのような現象となるのでしょうか?
    1)負荷抵抗を小さくして負荷電流ILを200mA以上に増大させた場合
     上記データシート p.6 Figure 6. Output Voltage Drop vs Load Current
     のV+ = 3.5V のラインをご覧ください。(お客様回路のV+=3.3Vに近い条件です)
     IL=200mAで OUTPUT VOLTAGE DROP(出力電圧低減)は、約0.85V ですので、設定出力電圧 Vo=-3.5V より
     更に 0.85V 低下して Vo=約-2.65V になると考えられます。
     ですので、更に負荷抵抗を小さくして負荷電流を200mAより大きくすると出力電圧の低減は増大し最終的には
     負荷ショート(負荷抵抗 0Ω)で、V=oV になります。
     これは次の負荷ショートの場合に準じます。
    2)負荷ショートした場合
     出力コンデンサ C43の電荷が瞬間的にに放電されますので大きなピーク電流が流れますが、それでデバイスに
     対するダメージはありません。データシートの絶対最大定格では、出力ーGNDショートで11秒間は保証されております。
     しかし、OUTピンとV+ ピンのショートはデバイスに損傷を与えるので、防がなければなりません。また、85 ℃以上の
     温度では、OUTピンはGND、V+ に対してショートさせてはなりません。デバイスに損傷を与えます。
     (この文書内容は、データシート p.4 6.1 Absolute Maximum Ratingsの下の注意項目(3)に記載があります。)

    以上

    #5563 返信

    sonodera
    参加者

    FUKU様

    早速のご回答ありがとうございます。
    分かりやすい内容で助かります。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    以上

3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)