ホーム › フォーラム › Texas Instruments › 電源IC › LM2662について このトピックには1件の返信が含まれ、1人の参加者がいます。5 年、 10 ヶ月前に sonodera さんが最後の更新を行いました。 3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中) 投稿者 投稿 2019年3月4日 2:58 PM #5539 返信 sonodera参加者 LM2662について デバイス型番:LM2662 LM2662を添付回路図のように3.3V入力、-3.3V出力で使用しようと思っております。 データシートで確認できんなかったのですが、出力過負荷時の保護機能はあるのでしょうか? ある場合、保護機能の動作を教えてください。 無い場合、どのような現象が起こるか教えてください。 また最悪の場合、出力短絡/開放に陥るとすれば、どちらでしょうか? Attachments:c108f288c9929168d83506a63f0b63c6.pdf 2019年3月5日 11:32 AM #5559 返信 FUKU従業員 「LM2662」に関するお問合せを頂き、誠にありがとうございます。 ご認識されております通り、「LM2662」の次のデータシートには、出力過負荷時の保護機能の記述がございません。 ◎データシート資料:http://www.ti.com/lit/ds/snvs002e/snvs002e.pdf したがって、「LM2662」に出力過負荷時の保護機能は搭載されていないと考えられます。 では、次の場合、どのような現象となるのでしょうか? 1)負荷抵抗を小さくして負荷電流ILを200mA以上に増大させた場合 上記データシート p.6 Figure 6. Output Voltage Drop vs Load Current のV+ = 3.5V のラインをご覧ください。(お客様回路のV+=3.3Vに近い条件です) IL=200mAで OUTPUT VOLTAGE DROP(出力電圧低減)は、約0.85V ですので、設定出力電圧 Vo=-3.5V より 更に 0.85V 低下して Vo=約-2.65V になると考えられます。 ですので、更に負荷抵抗を小さくして負荷電流を200mAより大きくすると出力電圧の低減は増大し最終的には 負荷ショート(負荷抵抗 0Ω)で、V=oV になります。 これは次の負荷ショートの場合に準じます。 2)負荷ショートした場合 出力コンデンサ C43の電荷が瞬間的にに放電されますので大きなピーク電流が流れますが、それでデバイスに 対するダメージはありません。データシートの絶対最大定格では、出力ーGNDショートで11秒間は保証されております。 しかし、OUTピンとV+ ピンのショートはデバイスに損傷を与えるので、防がなければなりません。また、85 ℃以上の 温度では、OUTピンはGND、V+ に対してショートさせてはなりません。デバイスに損傷を与えます。 (この文書内容は、データシート p.4 6.1 Absolute Maximum Ratingsの下の注意項目(3)に記載があります。) 以上 2019年3月5日 11:46 AM #5563 返信 sonodera参加者 FUKU様 早速のご回答ありがとうございます。 分かりやすい内容で助かります。 今後ともよろしくお願いいたします。 以上 投稿者 投稿 3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)