ホーム フォーラム Texas Instruments データコンバーター ADCやDACのAGNDとDGNDの分離について

このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年、 4 ヶ月前QT QT さんが最後の更新を行いました。

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  • #558 返信

    Z77
    従業員

    ADCやDACのAGNDとDGNDの分離について

    ※本トピックはQAの参考として富士エレクトロニクスが投稿しています。

    ADCとDACにFPGAを組み合わせた信号処理基板を設計しています。

    ADCやDACは、14~16bitで、100Msps~200Msps程度のものを使用します。

    FPGA側のGNDはデジタルGNDとして扱えば良いと思うのですが、

    ADCやDACのAGNDとDGNDはFPGA側のGNDとどのように接続すればよいのでしょうか?

    専門書にはADCやDACの真下でGNDを分離せよと書いてあるものもあれば、

    データシートではAGNDとDGNDは接続せよと書いてあるものもありました。

    本当のところ、どのように接続するのが正しいのでしょうか?

    #2648 返信
    QT
    QT
    従業員

    Z77様

    ご投稿いただきありがとうございます。

    ご質問の件についてですが、

    状況によってケースバイケースであるため、一概に”正しい接続”というのは存在しないと考えます。

    理想的には、AGNDとDGNDが完全に分離するためにADC/DACの真下でGNDを分離する事が望ましいと考えます。

    しかしながら実際基板上でのその様にレイアウトをしたとしても、

    配線幅の縮小によりGNDのインピーダンスが上がってしまったり、

    電流のリターンパスが適切でなくなってしまったり、

    システムが外部機器と接続された際に意図しないGNDループが構成されてしまったり、

    思わぬ所で理想的なGNDではなくなってしまう可能性が多々あるかと思います。

    それを考慮すると、ベタパターンでGNDを接続する事でインピーダンスを下げ、

    各ICの電源端子直近にパスコンを配置する事で電源/GNDの変動を抑える手法を取った方が無難かもしれません。

    以上、明確な回答でなく恐縮ですが、ご参考いただければ幸いです。

    QT

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