このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 7 ヶ月前mtmt mtmt さんが最後の更新を行いました。

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  • #5914 返信

    HIGA
    従業員

    DRV8818について

    デバイス型番:DRV8818

    以下3点についてご教示ください。

    1.RCA,RCB,ISENA,ISENB,CP1,CP2,VCPにかかる電圧はそれぞれ何Vでしょうか。(Vcc:5V、VMA,VMB:24V)

    2.ISENA,ISENBピンにコンデンサを取り付ける必要はあるのでしょうか。
    コンデンサを取り付けた場合どのような影響があるのでしょうか。
    現在0.1μFと0.47μFの2つのコンデンサをISENA,ISENBピンそれぞれに取り付けており、
    外しても問題ないものなのか検討しています。

    3.CP1,CP2とVCPピンに取り付けるコンデンサについて、
    データシートには0.22μFと書かれていますが場合によっては
    その他の静電容量のコンデンサを取り付けることもあるのでしょうか。
    また、そうした場合どのような影響が出ることが考えられますか。
    現在2箇所とも0.1μFのコンデンサを取り付けており、0.22μFに変更するべきなのか検討中です。

    #5933 返信
    mtmt
    mtmt
    従業員

    ■ご質問1■
    RCA,RCB,ISENA,ISENB,CP1,CP2,VCPにかかる電圧はそれぞれ何Vでしょうか。(Vcc:5V、VMA,VMB:24V)

    ■回答1■
    CP1とCP2はVM電圧を基準とした定格を考えて頂く内容となります。
    今回VM=24Vならば、FastDecayの場合にVM電圧が回生等で跳ね上がることを含めると、VMの2倍耐圧があれば特に問題無いと存じます。
    VCP-VM間はチャージポンプ電圧は最大12Vとなります。こちらを基準とした定格を考えて頂く内容となります。
    少なくとも16V以上の耐圧は必要となります。推奨は25V耐圧品でご考慮頂けますと幸いです。
    ISENAXピンに関しては、–0.875V~0.875Vの絶対最大定格範囲になります。Ichop×シャント抵抗分で電圧になります。
    データシートの式(1)を記載頂けますと幸いです。
    RCAとRCBはデータシートFigure 8. PWMの記載の通り、Vcc×0.6=RCXの記載がございます。
    Vcc=5.5V(MAX)のため、6.3Vの耐圧があれば特に問題無いと存じます。直流バイアスと温度特性を含めて、コンデンサ値を想定頂ければ幸いです。

    ■ご質問2■
    ISENA,ISENBピンにコンデンサを取り付ける必要はあるのでしょうか。
    コンデンサを取り付けた場合どのような影響があるのでしょうか。
    現在0.1μFと0.47μFの2つのコンデンサをISENA,ISENBピンそれぞれに取り付けており、
    外しても問題ないものなのか検討しています。

    ■回答2■
    コンデンサを追加するとシステムコストが増加するので、ノイズの問題がなければISENSEXピンにコンデンサを追加する必要はないと存じます。
    コンデンサを追加は、レイアウトが不適切になることによるノイズ結合や、小型ボード上の複数のDRV8818など、状況によっては役立つことがあります。
    (レイアウトや使用環境に依存します)
    コンデンサを追加する場合は、0.1uFのコンデンサで十分と存じます。

    ■ご質問3■
    P1,CP2とVCPピンに取り付けるコンデンサについて、データシートには0.22μFと書かれていますが場合によっては
    その他の静電容量のコンデンサを取り付けることもあるのでしょうか。また、そうした場合どのような影響が出ることが考えられますか。
    現在2箇所とも0.1μFのコンデンサを取り付けており、0.22μFに変更するべきなのか検討中です。

    ■回答3■
    CP1~CP2端子間、Vcp~電源間には0.22uFを大きく外れる値は推奨しておりません。理由として、チャージポンプのコンデンサのためです。
    最初にVM端子電圧でCP1~CP2端子間のコンデンサに電荷をチャージします。次にそこでためた電荷をVcp~電源間のコンデンサに足してハイサイド用の電源とします。
    このため容量値が重要です(Q=CVの法則となります)。0.1uF*2個(0.02uFの差)ならば影響はでないと存じます。
    +/- 50%までならば動作はすると想定されますが、可能な限り0.22uFを逸脱しない範囲(0.1uF*2個程度で)使用することを推奨しております。

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