ホーム › フォーラム › Texas Instruments › 電源IC › LM25117の[PGND]と[AGND] このトピックには2件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 6 ヶ月前に UMA さんが最後の更新を行いました。 3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中) 投稿者 投稿 2019年5月16日 8:41 PM #6284 返信 UMA参加者 LM25117の[PGND]と[AGND] デバイス型番:LM25117 LM25117等のICで[PGND]と[AGND]というピンがあり、 データシートの回路図を見ると、[PGND]と[AGND]が直近で接続されているように見えますが、 実際は前段の電解コンデンサの根元から[AGND]を分離して持ってきたほうが良いという認識で良いでしょうか? また、IC内部で[PGND]と[AGND]が双方向ダイオードにより接続されていますが、 どのような目的なのでしょうか? PGNDとAGNDの接続や引き回しでありがちな、失敗事例等ありましたら こちらについても教えていただきますと幸いです。 Attachments:459497aa32f72b62f15b18436dc3b23d.png 2019年5月17日 7:06 PM #6290 返信 Polnaref従業員 UMA様 御投稿頂きましてありがとうございます。 【御質問】 AGNDの「始点」について 【回答】 降圧DC/DCの場合、入力コンデンサからは高周波成分を含んだ電流が流れ出ます。 電解コンデンサはESR,ESLが高い為、パルス的な電流が発生した際に、GNDが揺れる可能性が御座います。 その為、AGND,PGNDと分けて御座います。 電解コンデンサと並列に、低ESRのコンデンサを配置することで、直近への配置は可能と思われますが、 やはり電気的に距離を取ることが望ましいかと存じます。 【御質問】 IC内部で[PGND]と[AGND]が双方向ダイオードにより接続されていますが、どのような目的なのでしょうか? 【回答】 パルス的な電流が流れた際、AGND-PGND間のパターン上の寄生インダクタンスが大きい場合、AGND-PGND間に瞬間的な電位差が発生致します。 内部ダイオードはその電位差をクランプする為に設置して御座います。 【御質問】 PGNDとAGNDの接続や引き回しでありがちな失敗事例 【回答】 過去、AGND,PGNDの概念を無視し、「楽だから」との理由から1枚の内層ベタGNDとした事例が御座いました。 その結果、内層なので当然ビアを通すのですが、ビアによる寄生成分が多くなり、スイッチング周波数が一定に定まらず、ノイズ対策でかなり時間を要して御座いました。 DC/DCは基板上の寄生成分の影響が顕著に現れるため、やはりセオリーに従い表層GNDパターンが望ましいのだなぁ。改めてと感じさせられました。 御参考になれば幸いで御座います。 以上、今後とも宜しく願い申し上げます。 Polnaref 2019年5月17日 7:49 PM #6291 返信 UMA参加者 ご回答ありがとうざいました。 余計な不具合が発生しないように確実にAGNDとPGNDを分けるように パターン設計をしたいと思います。 ビアでGNDに落とすとL成分が大きくなり、良くないとは認識していましたが、 不具合事例を教えていただき、ダメという実感がわきました。 ありがとうございました。 投稿者 投稿 3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)