ホーム フォーラム Texas Instruments モーター・ドライバー MODEピンの使用方法について

このトピックには2件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 4 ヶ月前William William さんが最後の更新を行いました。

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  • #6378 返信
    Osugi
    Osugi
    参加者

    MODEピンの使用方法について

    デバイス型番:DRV8702

    毎度お世話になります。

    DRV87021について使い方をご教示頂きたく
    宜しくお願い致します。

    MODEピンで切替可能な
    0.PH/EN
    1.Independent half-bridge
    2.PWM
    についてご教示戴きたくお願い致します。

    0.PHは不明ですがENはイネーブル?使い方をご教示ください。
    1.ブレーキ、-100%、100%の速度以外切替モード?
    2.PWM制御で速度と回転方向をコントロールできる。0,-100,100はできない?

    お手数ですが使い方をご教示ください。
    (Hブリッジのブラシ付きDCモータのDuty制御で0,-100,100も含む予定です)

    以上、宜しくお願い致します。

    #6383 返信
    William
    William
    従業員

    Osugi様

    お問い合わせいただきありがとうございます。
    本件について以下のように回答させていただきます。
    お問い合わせはDRV8702D-Q1に対してのものと認識し回答いたします。

    まず、このICの機能としましては、御存知のように外部についてるハイサイド、及びローサイドの合計2つのNMOSFETのを駆動する ハーブブリッジゲートドライバです。外部の各NMOSFETのオンオフの状態は、DRV8702-Q1の入力ピンのIN1及びIN2でコントロールされます。これらのIN1/IN2と外部ハイ/ローサイドNMOSFETの状態の関係は、

    データシート(資料番号:SLVSDX8B)

    http://www.ti.com/lit/ds/slvsdx8b/slvsdx8b.pdf

    のページ22のTable3と4にあります。その関係は、MODE端子=Hの時とHI-Z時で異なりますので各Tableを御確認ください。

    また、SP-SN端子間につくRsenseによる電流制限をするかどうかもMODE端子で設定されます。その関係は、ページ23のTable5で御確認ください。

    最後に、御存知のようにDRV8702D-Q1はハーブブリッジゲートドライバですので、このICが1つだけではモータの回転方向は一方向になります。正転/逆転のコントロールが必要な場合は2個必要になると考えます。 PH/ENのPHはPhaseの略で回転方向をコントロールしますので、DRV8702D-Q1が1つだけの場合は、PHを入れる端子はありません。

    正転/逆転のコントロールを行う場合の参考回路がないかTI社のほうに確認し、回答が来次第ご連絡いたします。

    以上、何卒よろしくお願いいたします。

    #6398 返信
    William
    William
    従業員

    Osugi様,

    前回はDRV8702Dのデータシートを基に回答しておりました。申し訳ありません。

    改めて、以下のように回答させていただきます。

    お問い合わせのDRV8702(Dなし)はHブリッジ(フルブリッジ)が、外付けNMOSFETで実現できるICになっています。MODEによるコントロール信号の真理値表はデータシート(資料番号:SLVSDR9D)

    http://www.ti.com/lit/ds/symlink/drv8702-q1.pdf

    のページ23、Figure 3~5を御参照ください。

    0.PHは不明ですがENはイネーブル?使い方をご教示ください。

    →PHは回転方向(正転/逆転)の選択で、ENは回転させるかさせないかの選択、EN=1で回転、EN=0でブレーキ(ローサイドFETが両方オン)となります。MODE=0(MODE端子=L)でこのモードになります。

    1.ブレーキ、-100%、100%の速度以外切替モード?

    →DRV8702の場合はSPIレジスタは使えず、VREFのスケール変更や電流制限のオン/オフが出来ませんので、MODE=0時は速度は+100%、-100%、以外は選択できません。(PWMモードを使い、MOSFETをオンするデューティを変えれば速度調整は可能です。また類似ICのDRV8703の場合は、SPIレジスタの設定で電流制限をオフしたり、VREFのスケールを変更することにより速度を切り替えることが可能です。)

    2.PWM制御で速度と回転方向をコントロールできる。0,-100,100はできない?

    →はい、コントロール出来ます。MODE=Hi-Z(MODE端子=オープン)でこのモードになり、IN1/PH端子とIN2/EN端子のH/Lレベルの組み合わせで、Table 5にありますように、Coast(H bridge disabled Hi-Z)、Reverse (Current SH2 → SH1)、Forward (Current SH1 → SH2)、Brake(low-side slow decay)の4つのモードが選べます。外部信号によりスイッチをオンするデューティを変えることで速度がコントロールできます。

    このコントロールに関しては、以下の弊社サイトの特徴1が参考になれば幸甚です。

    高効率で簡単!TI社製ブラシ付きDCモータードライバ DRV8870

    高効率で簡単!TI社製ブラシ付きDCモータードライバ DRV8870

    以上、何卒よろしくお願いいたします。

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