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このトピックには6件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 5 ヶ月前に dues4a さんが最後の更新を行いました。
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XDS200によるファーム書き込み失敗
デバイス型番:TMS320F28375DTMS320F28375Dに対してXDS200経由でFLASHへのファームウェアの書き込みを行おうとしたところ、以下の
エラーメッセージが表示され書き込みができません。C28xx_CPU1: File Loader: Verification failed: Values at address 0x82750@Program do not match
Please verify target memory and memroy map.CCS version: 6.1.3.00033
CCSでccxmlファイルを開いてTest Connectionを試したところ、問題なく成功しております。
また同じ環境でこれまで問題なく書き込みが行えておりましたが、ターゲットの基板を改版したところ
このようなメッセージが表示されるようになりました。(特にF28375D周辺は変更していません)どのような原因が考えられ、どういった点を確認すれば良いでしょうか?
dues4aさん
ターゲットの基板改造により、TMS320F28375Dが正しくPower ONできていない可能性がございます。
Test Configurationは、TDI/TDO/TCLKの通信信号レベルのテストになります。
エラーの内容を見ますと、CPUのレジスタが参照できない状況となっているようです。以下の点をご確認いただけますでしょうか。
CPUの電源電圧は正しいでしょうか。
電源投入後、XRS信号はHighを維持しておりますでしょうか。
(定期的にXRS信号がLowとなる場合はWatchdog Timerによるリセットが発生している可能性があります)
→ 定期的にXRS信号がLowとなるばあい、Boot ModeをWait Modeに設定の上、電源投入しCCSで書き込みを
実施いただけますでしょうか。
Boot Modeの設定についてはデータシートに記載されておりますので、そちらを参照ください。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
Yojiroさん
ご回答ありがとうございます。まずCPUの電源電圧を確認したところ、特に問題はありませんでした。
いっぽうXRS信号は約14msの周期でLowレベルになっていました。この場合Wait Modeでの接続を試すようにとのことですが、BGAパッケージの
デバイス直下で内層から直接GPIO84にHighレベルが入力されているため、
このピンへLowレベルを入力することは難しいです。
(現在はGet/Flashモード固定)ちなみにこのTMS320F28375Dには一度もソフトウェアの書き込みを行っておりませんが、
その場合でもWatchdogの機能は有効となっているのでしょうか?
また今回の不具合はWathdogが有効になっているために発生しているものでしょうか?dues4aさん
大変申し訳ありません。エラーメッセージの内容を見間違えていました。
エラーメッセージでは、 0x82750番地(Flash Sector B)のベリファイエラーが発生しています。
書き込み後のベリファイですので、BOOT ModeおよびWatchdogは問題ありませんでした。CCSv6.1.3の内部ツールのアップデートは行っていただいておりますでしょうか。
実施されていない場合は、以下の手順により、エミュレータツールとC2000デバイス関連情報をアップデートの上、改めてご確認いただけないでしょうか。
- CCSのHelpメニュー→Installation Detailをクリックします
- 表示される一覧の中から”C2000 Device Support”と”TI Emulators”を選択(CTRLキーを押しながらクリックいただくと、複数選択できます)の上、下部にある「Update…」ボタンをクリックします
- 更新ファイルがある場合は、クリック後に表示されるダイアログに従い、アップデートしてください。
- アップデート後、CCSの再起動を促すダイアログが表示されますので、再起動してください
古い情報ファイルでは、ベリファイ処理に問題が極まれに発生するようです。お手数ではございますが、最新の情報にアップデートいただき、ご確認いただけますでしょうか。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
Yojiroさん
書き込み後のベリファイでエラーが発生しているとのことですが、通常ならばErase→Program→Verifyの表示がなされるところ、
接続した瞬間に上記エラーメッセージが表示されるので書き込みは出来ていないと考えます。また上述とは別で、改版をしていない基板でも同じ現象が発生しました。
この別の基板では一度も問題なく書き込みが行えていました。ただ書き込みできないDSPには共通点があり、Wafer Fab CodeとAssembly Site Codeが同一でした。
また書き込みに成功しているDSPのWafer Fab CodeとAssembly Site Codeとは異なっています。さらに別の基板はWAITモードを試せたので、WAITモードにして書き込みを試みましたがやはり失敗します。
例えば何らかの原因でDCSMによるパスワード保護が行われていると、このような動作になりますか?dues4aさん
詳細情報のご連絡、ありがとうございます。
ご利用のTMS320F28375Dは、2018年8月出荷分より製造工場が追加されており、そのためデバイスの持っているID情報が拡張されております。メーカーからの情報では、新しい製品のID情報には、CCS v7.4以降で対応され、より以前のCCSでは対応しないとのことです。
お手数をおかけいたしますが、最新のCCSへのバージョンアップデートをお願いいたします。
最新バージョンのCCSは、以下URLよりダウンロードいただけます。
http://software-dl.ti.com/ccs/esd/documents/ccs_downloads.htmlバージョンのアップデートを行いますと、デフォルトでインストールされるコンパイラも新しいものに変更になります。そのため、ビルド結果が変わってしまうことが懸念されますが、以下の方法により、旧バージョンのコンパイラをお使いいただくことが可能です。
- Helpメニュー→Install Code Generation Compiler Tools…を選択
- ダイアログの「type filter text」に”c2800”と入力し、C2000用コンパイラを表示させます
リストにはすべてのバージョンが表示されませんので、一覧にお使いのコンパイラがない場合は、リストの下にある「Show only the latest version of available software」のチェックを外してください - インストールしたいバージョンにチェックを入れていただき、「Next」ボタンをクリックします
- あとはダイアログの指示に従い、インストールを実行します
再起動していただき、CCSv6.1.3で使用していたプロジェクトをインポートして、新しいCCSにてご確認いただけますでしょうか。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
Yojiroさん
CCSのバージョンアップをしたところ、無事にファームウェアの書き込みが行えました。
ご対応ありがとうございます。 -
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