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このトピックには8件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 3 ヶ月前に LuckyRiver さんが最後の更新を行いました。
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UCC28950のソフトスタート機能について
デバイス型番:UCC28950UCC28950を1次側に配置し、2次側出力電圧をフォトカプラ経由でフィードバックする
回路方式にした場合、ソフトスタート機能を働かせることは可能でしょうか。dededengen様
ご投稿ありがとうございます。
ソフトスタート機能は立ち上がり時に機能致します。
そのため、出力電圧をフィードバックさせてもCOMP端子の電圧より
内部エラーAMPはソフトスタート機能を優先し、COMP端子の電圧がある一定以上に達した時点で
内部エラーAMPがCOMP端子電圧を優先する流れとなります。
気にされている条件等がございましたら、詳細をご提示頂ければと存じます。
以上です。
LuckyRiver様
ご回答ありがとうございます。
電圧検出を添付のような方式にするとVoutが設定値以下の
場合はEA+端子に電圧が印加されません。
この際、ソフトスタート期間中であってもDutyが最大となり起動時に
オーバーシュートが発生します。EA+端子電圧が0Vの場合はソフトスタート機能が働かないと考えて
いるのですが、この認識であってますでしょうか。また、上記問題の対策方法はありますでしょうか。
2次側の同期整流機能は使用しないため、絶縁アンプを使用しない
1次側配置とすることでコスト低減できないか検討しています。以上、よろしくお願いいたします。
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EA+ → EA- の間違いです。
失礼しました。dededengen様
ご返信ありがとうございます。
電圧のフィードバックは、EA-ピンに直接接続されていますでしょうか。
EA-、COMPのそれぞれの端子周辺の回路構成を見せて頂くことは可能でしょうか。
※難しい場合はその旨ご教示下さい。
一般的にはオーバーシュートは発生してしまいます。
フィードバックに対しての応答性によるものですが、出力コンデンサの容量を上げることで多少は改善ができます。
以上です。
LuckyRiver様
周辺回路を追加しました。
ご指摘のとおりオーバーシュートについては位相の調整などで改善できますが、
起動時にDutyが最大となる現象は改善されません。EA-端子に印加される電圧はフォトカプラ経由のため、
出力電圧に対してリニアに変化しません。
起動時はフォトカプラに電流が流れるまでEA-端子には電圧が0Vなので
Dutyが一気に最大になるのではと考えています。ソフトスタート機能が使えない=NGではないのですが、
使えるなら使用したいと考えています。ソフトスタートはDutyを最小から徐々に大きくする機能と考えているのですが、
そもそもこの認識が間違っているのでしょうか。以上、よろしくお願いいたします。
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dededengen様
回路図の添付ありがとうございます。
TI社に確認したところ、スタートアップ時はソフトスタート機能によりDutyを徐々に開くようです。
データシートのp.18 7.3.4 Soft Start and Enable (SS/EN)にある通り、コンデンサを介して0.55Vになるまでソフトスタート機能が有効となります。
そのため、スタートアップ時はDutyが最大になることは無いと考えます。
恐れ入りますが、SSpinの電圧を頂き電圧の推移をご確認頂けますでしょうか。
また、他の要因として2次側のフォトカプラ後段の基準電圧ICが上手く動作していない可能性がございます。
その場合はアノード/カソード間に22uF程度のコンデンサを挿入頂き波形をご確認頂けますでしょうか。
以上です。
- この返信は5 年、 3 ヶ月前に LuckyRiver さんが編集しました。
LuckyRiver様
確認したところソフトスタートが機能していました。
制御が安定しないためIC周辺の回路を変更した際にEA-とGND間の抵抗を削除したのですが、
この抵抗が原因でソフトスタート時間が極端に短くなっていたようです。ご対応いただきありがとうございました。
dededengen様
ご連絡ありがとうございます。
無事解決したとのことで安心致しました。
解決とのことですので、本スレッドを解決済みとさせて頂きます。
以上です。
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