ホーム › フォーラム › Texas Instruments › 電源IC › UCC29950の設計について
-
投稿者投稿
-
UCC29950の設計について
デバイス型番:UCC29950いつもお世話になっております。
早速ですが
UCC29950を使用して、設計・試作を行うと考えており
現在、データシートを確認しながら、回路検討を行っています。GD1,GD2に関して
データシートにはトランスもしくはゲートドライバを使用して、
FETにつなげておりますが、それがないとFETは動作しないのでしょうか?AC1,AC2には9.3MΩを、PFC段の電圧調整用の抵抗には30MΩと73.33kΩを
使用しなければならないと書いていますが
抵抗が少ないとどういう影響があるでしょうか?PFC段の方は待機電力が大きくなると考えていますが
それ以外の影響はあるでしょうか?AC1,AC2には2MΩか3MΩ、PFC段の電圧調整用にはR_TOP=1MΩか2MΩを使用しようと考えています。
ご確認をお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
-
このトピックは6 年前に
SUNCON さんが編集しました。理由: 電源ICの品番を間違えていたからです。
SUNCON様
ご投稿頂き、ありがとうございます。
頂いたお問い合わせに対する回答ですが、以下の内容となります。
1.GD1,GD2に関して
データシートにはトランスもしくはゲートドライバを使用して、
FETにつなげておりますが、それがないとFETは動作しないのでしょうか?【回答】
GD2はHigh-side_FETをドライブするため、耐圧的にゲートドライバが必須です。
GD1は、動作しないことは御座いませんが、内部に2桁Ωの抵抗成分が有り、
Qgが大きい大電力用のFETを使用する場合には、ゲートに流入する電流が増え、
抵抗によりゲート電圧が低下する為、FETのON抵抗が増大する恐れが御座います。
FETのON抵抗は電源回路の効率と発熱に大きく影響します。
FETの高速ON/OFFと回路の低損失化にはゲートドライバを御使用頂くのが効果的です。②AC1,AC2には9.3MΩを、PFC段の電圧調整用の抵抗には30MΩと73.33kΩを
使用しなければならないと書いていますが
抵抗が少ないとどういう影響があるでしょうか?【回答】
ACx端子には60kΩの抵抗が内蔵されており、ACラインの周期的な電圧変化を内蔵抵抗により電流に変換し、
その電流値を読み取ります。
電流値のレンジは7uA~40uA程度です。
ACxに流入する電流が増えますとこの範囲から外れますので、正確なAC電圧検出が出来なくなる可能性が御座います。
そのため、AC1、AC2に接続する抵抗はデータシートの記載通りの9.3MΩのものをご使用頂ければと存じます。
また、PFC段の電圧調整用の抵抗(RTOP、RBOT)ですが、RTOPとRBOTの抵抗比率(30MΩ/ 73.33kΩ= 409.28)を大きく外れない限り、
抵抗値を小さくしていただくことは可能ですが、おっしゃる通り待機電力は大きくなります。以上、よろしくお願い致します。
ご回答いただき、ありがとうございます。
ご回答内容で承知いたしました。
まだ色々と回路検討中ですので
これからも質問させていただくことがあると思いますが
よろしくお願いいたします。一旦、解決済といたします。
ご対応いただき、ありがとうございました。
以上、よろしくお願いいたします。
-
このトピックは6 年前に
-
投稿者投稿

電源IC