ホーム フォーラム Texas Instruments 電源IC UCC29950の設計について

このトピックには2件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。4 年、 11 ヶ月前 SUNCON さんが最後の更新を行いました。

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    投稿
  • #8510 返信

    SUNCON
    参加者

    UCC29950の設計について

    デバイス型番:UCC29950

    いつもお世話になっております。

    早速ですが
    UCC29950を使用して、設計・試作を行うと考えており
    現在、データシートを確認しながら、回路検討を行っています。

    GD1,GD2に関して
    データシートにはトランスもしくはゲートドライバを使用して、
    FETにつなげておりますが、それがないとFETは動作しないのでしょうか?

    AC1,AC2には9.3MΩを、PFC段の電圧調整用の抵抗には30MΩと73.33kΩを
    使用しなければならないと書いていますが
    抵抗が少ないとどういう影響があるでしょうか?

    PFC段の方は待機電力が大きくなると考えていますが
    それ以外の影響はあるでしょうか?

    AC1,AC2には2MΩか3MΩ、PFC段の電圧調整用にはR_TOP=1MΩか2MΩを使用しようと考えています。

    ご確認をお願いいたします。

    以上、よろしくお願いいたします。

    • このトピックは4 年、 11 ヶ月前に  SUNCON さんが編集しました。理由: 電源ICの品番を間違えていたからです。
    #8548 返信

    ottey
    従業員

    SUNCON様

    ご投稿頂き、ありがとうございます。

    頂いたお問い合わせに対する回答ですが、以下の内容となります。

    1.GD1,GD2に関して
     データシートにはトランスもしくはゲートドライバを使用して、
     FETにつなげておりますが、それがないとFETは動作しないのでしょうか?

    【回答】
    GD2はHigh-side_FETをドライブするため、耐圧的にゲートドライバが必須です。
    GD1は、動作しないことは御座いませんが、内部に2桁Ωの抵抗成分が有り、
    Qgが大きい大電力用のFETを使用する場合には、ゲートに流入する電流が増え、
    抵抗によりゲート電圧が低下する為、FETのON抵抗が増大する恐れが御座います。
    FETのON抵抗は電源回路の効率と発熱に大きく影響します。
    FETの高速ON/OFFと回路の低損失化にはゲートドライバを御使用頂くのが効果的です。

    ②AC1,AC2には9.3MΩを、PFC段の電圧調整用の抵抗には30MΩと73.33kΩを
     使用しなければならないと書いていますが
     抵抗が少ないとどういう影響があるでしょうか?

    【回答】
    ACx端子には60kΩの抵抗が内蔵されており、ACラインの周期的な電圧変化を内蔵抵抗により電流に変換し、
    その電流値を読み取ります。
    電流値のレンジは7uA~40uA程度です。
    ACxに流入する電流が増えますとこの範囲から外れますので、正確なAC電圧検出が出来なくなる可能性が御座います。
    そのため、AC1、AC2に接続する抵抗はデータシートの記載通りの9.3MΩのものをご使用頂ければと存じます。
    また、PFC段の電圧調整用の抵抗(RTOP、RBOT)ですが、RTOPとRBOTの抵抗比率(30MΩ/ 73.33kΩ= 409.28)を大きく外れない限り、
    抵抗値を小さくしていただくことは可能ですが、おっしゃる通り待機電力は大きくなります。

    以上、よろしくお願い致します。

    #8549 返信

    SUNCON
    参加者

    ご回答いただき、ありがとうございます。

    ご回答内容で承知いたしました。

    まだ色々と回路検討中ですので
    これからも質問させていただくことがあると思いますが
    よろしくお願いいたします。

    一旦、解決済といたします。

    ご対応いただき、ありがとうございました。

    以上、よろしくお願いいたします。

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