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このトピックには6件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。5 年、 12 ヶ月前に NT さんが最後の更新を行いました。
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Short-Circuit Protectionについて
デバイス型番:TPA2012TPA2012のShort-Circuit Protectionの閾値は何Aでしょうか。
また動作確認方法についてもご教授いただきたいです。
出力ピンOUT+とOUT-をショートさせると、消費電流値が急激に増加し、閾値電流に達しShort-Circuit Protection機能が働くという認識でしたが、電流値が増加せず、動作確認できない状況です。NT 様
TPA2012D2のShort-Circuit Protection(SCP)の閾値電流は1.5A(Typ)になります。
但し、これは保証値ではございません。
また、SCPの機能を検証する方法ですが、負荷を接続した状態で電源を起動し、Audio信号を
差動で入力した状態において負荷側(Speaker接続端)であるOUTL+/-、OUTR+/-を
異なる出力CHやGNDにShortすることで検証が可能です。Kato
ご回答いただきありがとうございます。
OUTL+/-、OUTR+/-を異なる出力CHでは確認できませんでしたが、
GNDにShortすること確認することができました。
また、保護機能が働きシャットダウンしていることをどのように把握すればよろしいでしょうか。
出力ピンはないと思いますが…
CPUなどでSCpによりシャットダウン状態であることを検出したいです。NT 様
残念ながら、TPA2012D2にはSCPを検出したことを知らせるFault Pinはございません。
PWM出力を平滑化し、ADCを使用して入出力信号を比較することで判断出来るかもしれませんが、
現実的ではないと思われます。
代わりにTPA2016D2などにはFault Bitがあり、I2C経由でそのStatusを定期的にReadすることで、
SCPの検出有無を確認することが可能です。TPA2016D2
http://www.ti.com/lit/ds/symlink/tpa2016d2.pdfKato
ご回答いただきありがとうございます。
I2Cを使用したくないため、なんとかTPA2012ベースでと考えていますが、厳しそうですね。
PWM出力を平滑化し、ADCを使用して入出力信号を比較するやり方も気になりますが…
出力は2系統確保したいため、
・自動復帰機能付TPA2011を2個使い
・TPA2012+電流検出回路
・TPA2016のI2Cによる検出
あたりが現実的でしょうか。NT 様
TPA2011D1の場合、Auto-Recoveryですので、製品仕様に依存します。
出力が短絡し続けた場合、復帰できるかどうかを100ms CycleでCheckを行い、
復帰出来ない状態が続き、製品としてUserにErrorを表示することが出来ません。“TPA2012D2 + 電流検出回路”の場合、PVDD(AVDD)の電流を監視し、内蔵SCPの閾値以下で
Triggerをかけるものと思われますが、シャント抵抗で電流を検出する場合、
音質劣化の懸念がございます。
こちらも製品仕様に依存します。Kato
ご回答いただきありがとうございます。
「理想はエラー表示までできることですが、TPA2011を2つ使用する」または「TPA2016のI2Cによる検出」
が現実的かなと考えております。
いただいたご助言をもとに検討してまいります。
ご丁寧に、また迅速にご対応いただきありがとうございます。 -
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