ホーム フォーラム Texas Instruments オーディオ 閾値電流の確認方法

このトピックには1件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。4 年、 9 ヶ月前 Kato さんが最後の更新を行いました。

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  • #9598 返信

    NT
    参加者

    閾値電流の確認方法

    デバイス型番:TPA2011

    TPA2011では、SCP機能の閾値電流が2Aであるかと思います。
    実際の測定において、閾値電流の確認を行いたいのです。
    測定系統をご教授いただけますでしょうか。

    TPA2011の電源ICとして、TPS82140(耐電流2A)を使用予定です。
    閾値電流近辺でオーディオアンプおよび電源ICがどのようにふるまうのか確認したく、質問させていただいております。
    上記条件の場合に、どのように各ICがふるまうのかについても、ご教授いただけたら、幸いでございます。

    #9599 返信

    Kato
    従業員

    NT 様

    出力段にLC Filterを適応されているという前提でご説明させて頂きます。

    SCPのTriggerとなる出力電流のThresholdを確認したいということですので、
    Inductor電流が測定出来るように電流プローブが挟めるような太い線材で、
    配線を引き出して下さい。
    OscilloscopeでInductor電流をMonitorすることで出力電流のThresholdを
    確認することが出来ます。
    負荷にはDummy Loadを接続し、通常動作時においてInductor電流が
    測定出来ることを確認した上で、短絡試験(Speaker端子を天絡、地絡)を実施し、
    VDD、Vo+ or Vo-、及びLC Filter後のSpeaker端子も合わせてMonitorして下さい。
    Inductorの直流重畳許容電流に余裕がない場合にInductorの飽和に伴い、
    急峻に大電流が流れることで、SCPが間に合わず、DeivceがDamageを
    受ける場合がありますので、ご注意下さい。
    TPA2011D1はData Sheetに記載がございます通り、短絡を検出しますと、
    100ms毎に短絡がクリアされたかどうかをDevice自身で確認を繰り返します。

    TPS82140のCurrent LimitのMinimum値が3Aですので、TPA2011D1の短絡電流が
    3Aを超えない限り、正常に動作るうと思われますが、上記の通り、
    TPA2011D1でご使用になるInductorにもよるところもございます。

    いずれにしましてもご使用条件に依存致しますので、実際にご評価頂き、
    ご確認下さいますよう、宜しくお願い致します。

    Kato

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